2013年1月19日(土)
【「ESDに関するユネスコ世界会議」を考える その3】

 本日は、午前中には、和気ライオンズクラブさんの認証50周年記念式典が開催され、スポンサークラブということで、岡山ライオンズクラブ会長として、出席させて頂きました。

 特に、美しい自然の中、地域の子ども達に向けられた優しいまなざしのアクティビティを続けられており、今日も、湯郷ベルの宮間、福元選手などを招いたスポーツ教室や、トークショーが開催されました。

 夕刻には、平林金属ソフトボール部2012年優勝報告会ならびに世界選手権壮行式が、開催されました。
 全日本総合男子選手権二連覇、日本男子ソフトボール西日本リーグ初優勝、日本男子ソフトボールリーグ優勝と主要5大会のうち、三冠を達成されました。
 さらに、3月に開催される世界選手権大会に、4名が選出!あぁ、男子ソフトボールが、オリンピック種目なら・・・。

 つまりは、全日本級の選手が多くいる全日本トップのチームが、岡山にあるということなのですが、いわゆるきっちりと会社の仕事もされている実業団スポーツの鑑であり、岡山の誇りです。

 一方で、控えに選手まで含めて、チーム一丸となった素晴らしいですし、四国アイランドリーグ的なファンへの感謝という意味では、プロ意識も、しっかりもっておられるのも、素晴らしく、岡山の元気玉です。

 平林金属ソフトボール部の今後益々のご活躍を心からお祈り申し上げます!!


 夜には、新年会が続き、本当に、もう、ノンアルコールビールは、ええですわ・・。きっつい。

 レミオロメン =『粉雪』http://www.youtube.com/watch?v=GFl21L7wZiA
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 さて、現在のところ、行政の主導によって、「ESDに関するユネスコ世界会議」に向けて動いているわけですが、確かに、各会合そのものは、開くことは出来るでしょう。

 たとえば、10月上旬の「公民館・CLC(コミュニティラーニングセンター)会議」も、公民館が、行政の施設のひとつとして考えれば、岡山県で言えば、生涯学習課が、中心となって、各公民館、生涯学習施設などの社会教育施設に声掛け自体は、出来るでしょう。

 ただ、仮に、公民館を核に、小・中・高・大の学校と地域やNGO・NPOなどが世代をこえてつながって行ったという経緯はあるものの、元はと言えば、民間が主導的に動いて、地域等を巻き込んでいったものであり、行政が主体的に動いた成果ではありません。

 端的に言えば、本当に、岡山のESDが、「ESDに関するユネスコ世界会議」に向けて、現時点で、市民レベルで、盛り上がっているでしょうか?
 あるいは、協議会等は開催されますが、それが、今後、大々的に盛り上がっていく気運になるでしょうか?このあたり、かなり、疑問に感じます。


 確かに、ESDウィーク2012(10月1日〜11月30日)期間がありますし、昨年の11月にも、「イクレイ(ICLEI)−持続可能性をめざす自治体協議会」や、岡山市などの主催で、「ESD全国学びあいフォーラムinおかやま」が開催されました。

 また、岡山大学祭「津島祭」へのESDブース出展もあり、ESDカフェは、岡山県の外郭団体である公益財団法人岡山県環境保全事業団の環境学習センター「アスエコ」も、共催で開催されていますし、12月には、文部科学省の主催で、「ユネスコスクール活動を支える地域づくりフォーラム」が開催され、この月末には、環境省中国環境パートナーシップオフィス(EPOちゅうごく) 主催で、「ESDコーディネーター育成セミナー」が、開催され、私も参加予定です。

 しかし、たとえば、各省、各機関主催で、それぞれにイベントを開催したり、大手広告代理店の力を借りて、このような催しが開催されることを否定するわけではないですが、正直なところ、参加している私自身も、流れが分からないほど、全てが、バラバラに動いているような気がしてならないのです。

 そして、岡山県内でESD活動されているNPOなどが、多くあるにもかかわらず、「ESDに関するユネスコ世界会議」関わり方について、そもそも、十分な情報提供や説明、参加の呼びかけを受けていないのではないか?という印象を受けます。

 もちろん、ESDに関して、誰を責めるわけでなく、各々の方々が頑張って、動いてはいるのですが、問題は、それらについて、端的に言えば、誰が、コーディネートしているのか?
 明確な指針が必ずしも、示されていないように思うのです。


 そして、元根本を言えば、「ESDに関するユネスコ世界会議」は、ESD世界会議ではあるのですが、そもそも、ユネスコ世界会議です。

 そういった意味では、国連機関のユネスコの下部機関というよりも、協力・賛同団体であるユネスコ協会さんなどが、前面に立てられてしかるべきであり、一方で、民間主導的な動きも、車の両輪として動くべきだと強く感じています。

 なによりも、民間主導ということで言えば、岡山では、成功事例があります。

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