2012年9月15日(土) 【希望の学園】

 今朝は、吉備高原の美しい秋空の空の下へ。今日は、おかやま希望学園の運転会。

 様々な理由で、地元の学校にいけない子どもたちが、この桃源郷で、全寮制で暮らしています。この学園を守ることは、つまりは、岡山の子どもを守ることです。

 あるいは、岡山の子ども達はもちろんですが、岡山の子ども達が、いつかどこかの街で、同じように、守られ、愛され、救われるように、遠くから、この学園を見つけてきてくださった子ども達を大切にする、そんな思いを地域の方からも、強く感じます。
 なによりも、自然と人間力の豊かさの中で、生きていく力が、回復する、そういう学園があることを我々岡山県民は、もっともっと誇りに思って良いし、もっともっと応援しても良いと思うのです。

 実は、吉備高原というのは、なにか特別な力がある場所だと思います。

 この学園で過ごした時間は、それぞれに全く異なるのですが、卒業生の一人ひとりが、感謝の言葉を言い、それぞれの保護者が、それに答えます。来賓まで含めて、会場の全員が、感動の涙を流す卒業式です。おそらく、寄宿舎にいるお子さんと一緒に、保護者の方々も、離れた地で、一緒に通学していたに違いないのです。だからこそ、保護者にとっても、卒業式ということになります。

 ただ、希望学園は、まさに、存亡の危機に陥っています。
 確かに、県外の生徒がかなり多いですから、県費から手厚い私学助成というのも難しく、保護者の負担も、かなりのものになります。むしろ、国策も必要です。

 特に、現行の補助金の算定方式である5月1日の児童生徒数を基礎とする方式は、年度途中で、児童生徒が増加するという特別の事情のある希望学園にはそぐわず、弾力的な運用の必要があり、実は、9月定例県議会には、陳情も頂いております。
 まさに、我々の総務委員会付託で、この陳情を議会で通す責務があります。

My little lover=『hello again 昔からある場所』
  http://www.youtube.com/watch?v=1zfNNOiEzC8

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