2012年5月12日(土) 【PTA会費の使い方】

 本日は、朝一で、岡山市漁協さん毎年恒例の「とれたて岡山魚フェスタ」へ!!
 特に、南区からは、小串漁協さんが参加されています。今年は、既に大量に確保しているので、刻み海苔は、他のお客様に。それでも、チヌ2尾で、400円!!

 しかも、プロの調理師さんに、さばいていただけます!!


 ところで、最近、問題になっているのは、PTAのあり方、特に会費の使い方について。
 監査委員的には、例えば、県立高校でPTA会費で、空調を購入するというのは、ギリギリの線だと思います。
 本来は、財政的にゆとりがあれば、公費で負担すべきですが、やはり、高校が義務教育ではないということで、ギリギリ可能かなと思います。

 実は、この問題は、教育委員と高校生が懇談する「高校生会議」を設置した時に、大テーマになり、勢い余って、校長やPTAを飛び越えて、高校生たちが自校の制服を着て、表町商店街で、県立高校にクーラー設置の署名活動を行うという事態になりました。

 その運動の背景には、大人がいたのですが、高校生に対して、その手法は違うとたしなめたのは、もう10年も前になります。当時から比べると、かなり、PTAが動いて、クーラーが設置されています。特に、夏の補修がありますから、もはや、クーラー無しというのは、考えられないと思います。


 逆に、義務教育である小中学校の教室に、いまどき、クーラーが設置されていない状況の方が問題で、これをPTA会費から行くとなると、これはかなり問題が生じると思われます。



 あるいは、一方で、私学との兼ね合いというのもあるかもしれません。

 現実問題、クーラーの室外機が地球温暖化を助長するとしても、自宅でクーラーがあるのが普通になっている中で、こどもだから暑さに耐えなさいとは、もはや言い難い状況でもあります。

 岡山市は、扇風機の設置という英断をしましたが、あまりに長い夏休み期間を考えても、電気代を払ってでも、クーラーのある教室に、こどもが行ってくれるほうが、保護者としては、ありがたいのでは、と思います。
 少なくとも、小学校のPTAに、クーラー設置の費用を求めるとなると、かなり反対が出るものと思われます。


 一方で、PTA会長のときに、PTA会費を払わないと乗り込んできた男性保護者(市教委に連絡された上に、私との会話をボイスレコーダーで、録音。)もおられましたが、ご理解とご協力を頂くのに、苦労しました。その後は、極めて協力的であられましたが・・・。

 そうでなくても、俗に言うイベントに対して、あまりに会費を使うことが増えれば、おそらく、そもそものPTA活動の意義が問われて、PTA加入拒否、あるいは、加入は任意で良いというケースも出てくるかもしれません。
 いずれにせよ、あくまで公金を扱うのですから、今後、会計の問題は、よほどクリアにしていく必要があります。個人的には、PTAの会計は、決して緩くないと思います。


 ただあくまで、PTAは、Pの親睦会でもなければ、Tへの圧力団体でもなく、PとTとの節度ある連絡会です。
 あくまで、子供のために良いことが良いことであるという大義のために、PとTが、ともに汗を流すということで、こども達のために良いことであれば、当然保護者は、それがどういう形であれ、全員参加する組織であるべきだと思います。

 しかし、共稼ぎの世帯が多く、時間調整しても、PTAの活動に時間が割ける保護者が、現実問題そう多くは無い状況の中で、今後、かなり活動を精査する必要もあります。
 そういう意味では、時代に対応したPTAの姿というのは、追求すべきだと思います。


 ただいつも思うことですが、本当は、土曜日、夏休みの使い方だと思いますが、また改めて。


 村下孝蔵=『きっといつかは』 http://www.youtube.com/watch?v=ttSXPTSEkNc

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