2010年7月29日(木) 【人間回復の橋】

 本日は、朝一で中畦で街宣。曇天のため、かえって楽でした。
 この地では、岡山県ではもっとも遅く、土用干しが始まっていますが、昨夜は、選挙の関係で伸びていたのですが、田植えが済んでひと段落のいわゆる「代満て(しろみて)」で、午前様になったものの、スイカ欲しさに、いつも通りに午前5時半起きで、7時半から頑張りました。
 ただ何とはなしに、疲れが残っている一日です。


 夕刻には、愛生園80周年ということで御案内があり、長島納涼夏祭りへ。長島愛生園は、全国最大規模の国立ハンセン病療養所です。

 病気は治癒されていて、病気だった頃の後遺症が残っている元患者さんのお宅も、訪ねた事がありますし、私が文教委員長のときに、人権教育ということで、県内調査で、委員会でお邪魔して、献花もさせて頂いています。
 ただ、美しい瀬戸内海の風景の中、商品が良い福引大会も花火大会もあるからかもしれませんが、「人間回復の橋」を渡って、本当に多くの家族連れが、楽しそうに園内を歩いておられる夏祭りで、お邪魔させて頂いたのは初めてです。
 こんなに賑わっているとは・・・・。

 それでも、元患者さんも高齢化が進んでいることから、今日もお邪魔しましたが、特に歴史館については、岡山県の子ども達が、人権を学ぶために、いつか必ず来る場所にしておく必要があると思いますし、願わくば、子ども達が、お話が伺える機会がより多くあれば良いと思います。

 私の事務所からは、ブルーラインを行けば、1時間もかかりませんが、あの橋をどういう形であれ、渡ることが、とても大切なことのように思います。いや、子ども達もさることながら、人権教育の機会が必要なのは、大人かもしれません。
 とりわけ、日本では、現在は年に数件の発症ということですが、インドでは、10万人もの患者がいるそうです。ハンセン病に限ったことでなく、差別や偏見は、決して過去のものではありません。

 などと書きつつ、夜店で、から揚げを買って喜んでいたわけですが・・・。
 もう15年以上も前、岡山市民劇場で観た音楽座ミュージカル『泣かないで』は、実に印象的な舞台でした。

 馬場俊英=『色褪せながら 輝きながら』
 http://www.youtube.com/watch?v=kH-SKAYxla8&feature=related

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