2008年2月17日(日) 【和道】

 明誠学院の特別芸術コースの卒業制作展には、今年もたいへん感心しました。特に、書道に関しては、いわば、野球で言えば、甲子園レベルの生徒が多く、全国的にもその名が鳴り響いています。
 特に、人格が書に顕れる書「道」という、道として、指導がなされており、礼儀や躾は非常に厳格です。教育基本法改正に伴い学習指導要領も動いていますが、こうした日本の「道」に関して、しっかりと指導がなされるべきかもしれません。
 特に、柔道や剣道、弓道の武「道」以外にも、茶「道」、華「道」、香「道」、書「道」・・・・も、皆、「道」という言葉を使っていますが、これらは、スポーツでも、レクレーションでもなく、文化と括って良いものでもなく、立ち振る舞いからして、精神性を重視したものです。

 本日は、恩師の叙勲授賞式もありましたが、改めて、教育者としての凛とした立ち居振る舞いに、「教育道」という「道」を感じましたし、「政治道」というものもあるべきだと思いました。

 敢えて言えば、「和道」かもしれません。武道振興を強く考えていましたが、文化に括られる中に、日本の精神性を追究する「和」の「道」があることを改めて認識しました。

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