2006年3月14日(火) 【待(たい)力と聴力】

 本日は、今年度最後の次世代育成・男女共同参画特別委員会。2年連続の所属でしたが、もう2度とこの委員会の委員長をすることはありません。比較的自由に、我が儘な委員長をさせて頂きましたが、早朝からの委員長レクなど、執行部の皆様にかなりご負担をお掛け致しました。無事に責務が果たせ、ほっとしています。
 昨年度は、「新岡山いきいき子どもプラン」、今年度は、「新おかやまウィズプラン」「青少年健全育成条例」策定が目玉で、児童会館への指定管理者制度導入、石井十次の調査など強い印象に残っています。ただ、学童保育の基準づくりは、答えが出ませんでした。また、「少子化対策 イコール 子育て支援」ではなく、むしろ、国や社会のあり方そのものであるという考えからの体系的な施策が必要なように思います。

 一方、この期で勇退される教育長の子育ての基本は、「待(たい)力」と「聴力」であるという言葉には、なるほどと思いました。子どもを信じてじっくり待つこと、子どもの話をしっかりと聴くことが、大切だということです。私は、教育長答弁が大好きでしたが、名教育長らしい最後の言葉でした。
 以前、体罰の是非についての議論の中で、ご自身も子どもの頃、体罰を受けたことはあるが、いまだに体罰をした先生に感謝もしていないし尊敬もしていない、と言われましたが、私もです。少なくとも、私の方が、いまだに許せないものが、顔や頭に、3発あります。懐かしくもなんともありません。本当に愛があれば、手は出ません。
 ちなみに、平成17年度すこやか子育て川柳の最優秀賞である教育長賞は、『「がんばれ」と言わない親のありがたさ』でした。
 問題の最初は、子どもではなく、親を含めた大人です。

Copyright (c) 2006 SHINJI SATO Inc. All rights reserved.satoshin.jp