2006年3月6日(月)
【愛されていると実感できる学校】

 本日は議会休会日で、午後には、指定管理者に移る岡山県立児童会館の視察等々にお邪魔しましたが、午前中は、地域の小学校の教育を語る会。忌憚のない意見交換で、本当に勉強になりました。
 今年度の学校やPTAの取り組みが、地域の組織の役員の方々に、ご紹介され、さらに意見交換。地域の方々が一同に会して学校教育について考える素晴らしい取り組みでした。もちろん、入学式や卒業式にお邪魔させては頂くのですが、全てをゼロから議論していくということで、この1年の間の先生方のご労苦や子どもたちの様子が本当によく分かりました。
 来年度の学校教育目標は、「愛 学び 喜び 『子どもたちが愛されていると実感できる学校』の創造」ということで、家庭や地域で愛情が満たされていない子どもたちが増えている中、学校は愛情を与える場であるというスタンスです。たとえば、遅刻する子ども達の中には、親に起こして貰えない、朝ご飯もつくって貰えない子ども達もおり、そこで叱るという形で子どもたちを拒絶することはできないという現実があります。そういう時代なのです。
 もちろん、学校で基礎的な学力を身につけて欲しいし、基礎的な躾は家庭でなされるべきだと思いますが、家庭か学校か地域か、どこかで愛情を受けないと子どもは生きていけないし、それは役割分担すべきものでもないのだと思います。

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