2006年3月1日(水) 【14歳のあなたへ】

 本日は、ご紹介があり、ある市内の中学校に、『14歳のあなたへ』というPTAの文集を頂戴しにまいりました。

 約10年前、荒れていた中学校で、「親の気持ち・想いを子ども達に伝えればきっと理解し成長してくれる」と担任の先生が考えられ、2年生の保護者に、『14歳のあなたへ』というメッセージを書くことが、冬休みの親の宿題として出されました。
 そして、子ども達への親の気持ち・想いを一冊の本にまとめ、それを3学期の参観日の授業の題材に使うようになり、子ども達の感想を聞き、今度は保護者も感動。親子の絆が深まりました。
 それから、今年で第9集。「生まれてきてくれてありがとう」というメッセージが、子ども達に、しっかりと伝わってか、ここ何年も、この学校は、落ち着いています。

 「餃子の王将」のカウンターで、この本を読みながら、チンゲンサイを食べていると、店員さんが、今日の日替わりは、そんなにも美味いですか、お客さん!と思うぐらいに、何度も何度も、どわーっと感情がこみ上げて、目がウルウル、鼻水じゅるじゅる。・・・感動。


 了解も頂いていないので、文面のご紹介はできませんが、いつのまにやら親の背を追い越し、親離れする思春期、反抗期の子ども達に、しっかりと愛しているよと、親が伝えられたら、きっと大丈夫なんだろうと思います。

 多分、保護者の方々は私と同世代かやや上の方でしょうが、子どもが14歳になることもさることながら、子どもが14歳になるようなおじさん、おばさんになると思っとられましたか?すげーですな。と、エールを送りたい気もします。
 お疲れ様です!我が子は、まだ(もう?)5歳です。これからです!


 いずれにせよ、非常に素晴らしい取り組みで、一生ものです。願わくば、子ども達には、「立志式」のような形も合わせて行えたら、親子のエール交換ができるかもしれません。


 そう言えば、亡くなった父が、私が中学時代に、夜間保育園で預かる子ども達への方針のようなものを壁にでかでかと何条も掲げていましたが、あれは、あんたらに書いたもんなんじゃ、と、当時、母は言うておりました。・・当然のように、読んでいないですわなぁ。

 今となっては、さて、何を書いていたのか・・・。

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