2004年9月22日(水) 【県立図書館開館せまる】

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 本日表町商店街に、IPv6ショールームがオープンしました。これはあくまでプロローグであり、これから、ユビキタス社会の実証実験を商店街で展開し、目指すは、吉備高原都市の再生に、マスカット・バレー構想の実現!!
 一方、「第1回岡山県立図書館協議会」。25日(土)開館の県立図書館は、市町村立図書館への支援機能(図書館ネットワーク、資料保存センター)の方が、来館者への直接サービスより重視されている面もあり、なぜ、県庁前のあの場所であるのかとか、岡山市立の図書館と二重投資ではないのか、とは考えられない方が良いと思います。
 そう思わないとやりきれない面もありますし、できたからには、文化ゾーンの核として、十分に活用しましょう!!
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 本日は、文教委員長レクの後、青少年対策・男女共同参画特別委員会。自民党議員の発言が非常に多い稀有な委員会で、ひとつには、各地のPTA会長が多いことがあるかもしれません。

 私も、文教委員会で、委員長として質問できない分、こちらで、発散する傾向があります。
 そして、終始一貫、行政の縦割りを排したマトリックス的対応と、対象児童・生徒の捕捉を訴えます。


 家庭教育、学校教育、地域(社会)教育の連携が言われ、文部科学省肝入りの「居場所づくり事業」が進んでいます。が、しかし、問題は、どこにも居場所がない青少年をどうするかということが青少年対策の課題です。
 良い青少年はより良く、疎外された悪い青少年は、より悪くなる施策のような気がして、このあたり、非常に疑問があります。


 先日もお伝え致しましたが、「青少年問題を考え行動する百人委員会」の地道な働きかけで、岡山・倉敷の全国的に珍しい風俗宣伝カーが、街から一掃されたのですが、実は、今議会で、私が「提灯質問」をすることが期待されていたことを今日知りました。察知できませなんだ。

 知事は、この成果を議場で高らかと発表されたかったらしいのですが、どうあれ、これは非常に良いことです。
 最近、街から、ピンクの風が吹くような街宣車が、いなくなったと思われませんか?



 教育者の集いを経て、台風で延期された「第1回岡山県立図書館協議会」に、文教委員長のあて職の委員として、出席させて頂きました。
 協議に先立って、再度図書館内の見学をさせて頂きました。

 それにしても、開館が、25日(土)で、協議会開催自体が、遅きに失した観は否めず、「公立図書館とはなんぞや」から議論が始まると、やや苦しいものがあります。

 もっとも、そんなこととは関係なく、開館準備は着々と進んでおり、まさに皆様のお越しをお待ちしております!といった感じです。


 一方、要はこの県立図書館、市町村立図書館への支援機能(図書館ネットワーク、資料保存センター)の方が、来館者への直接サービスより重視されている面もあり、なぜ、県庁前のあの場所であるのかとか、岡山市立の図書館と二重投資ではないのか、とは考えられない方が良いと思います。

 あくまで、県下全域を対象にし、職業支援サービスも行い、特に児童資料には、力が入っています。

 ちなみに、収蔵能力は、230万冊で、閲覧席の30万冊は、ごく一部に過ぎません。大切のなのは、日銀ではありませんが、県内の公立図書館(含む大学)の図書館であるということです。
 これで、一挙に、中四国一の県立図書館に躍り出ました。


 そういうこともあって、この施設の来館者予測は、非常に不明なものがあって、過去の総合文化センター図書館の利用者が、11万5000人で、通常新図書館ができると、来館者は7倍になるので、ざっと80万人かなぁ?と、いうことです。
 そもそもが、インターネットも駆使されますから、必ずしも、来館者は、貸出し数とイコールになりません。


 私は、地域住民として、交通対策と防災対策、治安対策について、質問を致しましたが、果たして、駐車場174台で大丈夫なのか。交通の混乱が起きないと、誰が言えるのでしょうか????

 後楽園やチボリ公園の5分の4の来館者を曖昧に予測している割には、導線はこれで十分なのか、あっと驚くタメゴローになりはしないか、心配で心配でたまりません。

 が、しかし、逆にそのぐらい来館者がないと、何のために作ったんなら?ということにもなりかねません。

 ともかく、開いてみて、出てきた問題を解決していくしかありません。建物内の準備は、まず大丈夫です。


 どうあれ、できました。特に、丸の内中学校という由緒正しき学校の敷地跡にできました。有効に活用せねば、バチが当たります。
 文化ゾーンの核として、岡山県の文化度を高めるためにも、この県立図書館を大切に育てていきましょう。

 岡山県の財政が、考えられる最も厳しい時期に、未来のために、敢えて造った文化施設なのですから。

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