2003年8月7日(火)
【スーパーサイエンスハイスクール】

 本日は、文教委員会の県内調査に合流。母校岡山一宮高校を訪ねました。開校24年目になるということで、もはや、とっくの昔に、新設校ではありません。

 県内調査では、2回目になりますが、今回は、昨年文部科学省より指定された「スーパーサイエンス・ハイスクール」としての調査でした。

 昨今、産学官の連携、科学技術創造立国などが言われますが、「科学技術に夢と情熱を持ちその発展に貢献しようとする人材の育成」を掲げる「岡山一宮高等学校スーパーサイエンスハイスクール」の誕生は、まさに時代の要請といえると思います。


 高校時代の私は、文系で、そもそも、どう間違っても東大に入ることなど考えることがないよう、当時の数Vを履修していなかったので(というか、数学は、5段階評価の2だったので)、正直、総合選抜制度廃止後、理数科ができた時には、果たして、数学ができない者が、1期生で良いのか、と思ったりもしたわけです。

 ともあれ、大学との連携等、積極的にチャレンジされる先生がおられ、理科離れが言われる中で、一宮の先駆的な取組みは、全国でも著名でありました。
 こうした先生方のご努力を決して忘れるわけにはいきません。

 はたして、スーパーサイエンスハイスクールに指定されると、国から上限2500万円を3年間頂けるはずが、2年目でいきなり上限が1500万円になったものの、県下でも、理数系の設備の充実度は、間違いなくトップ。
 極めて特徴のある学校になりつつあります。

 特に、4割が推薦入学の理数科(定員80人)は、開学の精神とも言える「フロンティア・スピリット」をさらに「創造性・独創性」で、パワーアップし、闇雲に、一流大学を目指して受験勉強するというのではなく、自分の適性を見据えて進路選択をするという、ひとつの理想的な方向になっています。
 それが、普通科を良い意味で刺激できれば理想的です。


 国体選手も輩出し、意外にスポーツもよくできちゃう一宮ですが、個人的には、理数科からは、ノーベル賞を取るような、普通科からは、大臣の一人も生まれるような、そんな後輩が出てくることを心から期待し、応援させて頂きます。

 意外に早く地方議員は、出たのかもしれませんが、政治の世界は私が魁ということになります。さて、いつ2番手が?


 ともあれ、夫婦揃って、一宮の一期生ということで、大きな責任があるわけですが、一期生の大切な友人達や同窓生とともに、フロンティア・スピリットで、一宮高校の歴史の魁として、頑張って参ります。

 なお、私は、補習科一期生でもあります。

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