2001年11月9日(金) 【「教育の日」週間】

 さて、「教育の日」週間が終わり、現場の先生から、あれは、いったいなんだったのか?何を意図していたのか?1週間の間、誰が誰の話をしていたのか?という声が聞こえてきました。
 私も疑問です。

 本当に、今この瞬間、苦しんでいる子どもや、親や、教師にとって必要なものは、なんなのか?一方で、今、だからこそ、「公」なんだ、という意見、一方で、今、だからこそ、「人権」なんだ、という意見・・・・が、ありますが、その言葉が、具体的な「救い」になるのか?それで、本当に、解決できるのか?

 結局、最後は、「人間社会のことじゃもの・・・・」。人間関係、ネットワークに尽きる気がします。子ども、親、教師、社会、もっと、優しく、緩やかに、結べないでしょうか?

 困っているのは、対象は、子ども達だけではないのです。親も、教師も、社会も苦しんでいます。そして、物事を上手に説明できる人間ほど、あるいは、自分は大きな問題を抱えていない、と感じられる人間ほど、ある人にとっては、その人間こそが、問題の根元かもしれないのです。
 全ては、繋がっています。

 岡山NPOセンターの活躍は見事ですし、岡山こども「平和の声」も、素晴らしい形で立ちあがりましたが、こういった一定のイデオロギーや思想に偏しない、「教育」を考えるネットワークはできないでしょうか?

 漠然とですが、考えております。

Copyright (c) 2001 SHINJI SATO Inc. All rights reserved.satoshin.jp