2001年3月15日(木) 【公立幼稚園】

 本日午後から、広域交通物流対策特別委員会がありました。中国横断自動車道姫路鳥取線(佐用町〜西粟倉村)、中国横断自動車道岡山米子線4車線化の進捗状況および、水島港コンテナ貨物の状況の報告がありました。
 また、落合町・久世町の県北流通センター(その89参照)が、最終舗装工事に入るものの、分譲が相当苦戦される旨が解りました。

 本日は、中心部の市立幼稚園のうち、清輝、南方が廃止になる中で、弘西とともに残った、深柢幼稚園の「卒業式」に、出席させて頂きました。卒業は8人。うち一人は、学区外通学の抽選に漏れてしまい、7人が、中央南小学校に、この4月から通います。

 どうにも、友紀を重ねてしまいますが、すぐにこの日を忘れてしまう子供のためというより、とりわけお母さん(お父さんの影は薄い!!)、子育てをよく頑張りましたね、とりあえず、ひとくぎりです、本当にお疲れ様でした、良い子に育ちましたよ、そんな式のような気がしました。泣くのは、もう親ばかり。

 少子化の中で、生き残りを賭けた私立・公立、幼稚園・保育園の戦いがあります。おそらく、父兄(この言葉は、母姉の方が本当ですね)の立場から見た柔軟性という点では、公立幼稚園が一番厳しいものがあると思います。
 正直、佐藤家も共稼ぎのようでもあり、時代のニーズからすると、延長がないとしたら、幼稚園は難しいのかな、と思ったりもします。

 しかし、僅か8人の卒業生ですが、いかに先生や父兄や地域の方に愛されているのか、一人一人の表情を見るにつけ、わかる気がしました。少なくとも、本当に伸び伸びと育っているのがよく分かりました。
 無条件に自分が愛される存在なんだと、少しでも多く伝えられることが、どんな知識よりも大切な子供達のエネルギーになると思います。そのためにも必要なのは、お金や物ではなく、できるだけ長い時間、親が子供と関わることだと思います。

 もっとも、最低限の躾以外は、できるだけ伸び伸びと育って欲しいと私は思うのでした。多分それは、父として、とてもいい加減になる言い訳だったりしますが。

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