2000年12月2日(土)
【LD(学習障害)児について・自己肯定感】

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 言葉のやりとりがとても幼かったり、教科の学習にアンバランスが大きかったり、落ち着きが無く集中が困難、手先が不器用で運動が苦手、集団行動が取れない、といった特徴が見られるこどもたちを現在は、文部省も、LD児(学習障害児)と認めています。
 本日、その理解講座がありましたが、個人的には、具体的な児童を見ていないこともあり、充分な理解が、まだできていません。

 本人の心がけや、家庭のしつけが悪いといった誤解から、いじめや不登校につながっているケースもあるそうです。
 岡山県にどのくらいいて、どんな現状で、どんな対策がなされているのかは、全てこれからの調査課題です。
 ご存知のことがございましたら、どうかお知らせ下さい。
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 さて、これから本格的に子育ての苦労を味わって行く私たちですが、講師のお話が、たいそう参考になりました。先輩方は、当然だと言われるかもしれませんが。

 いわく、自己肯定感を育てることの重要性です。すなわち、人間関係を形成する力は、人を信じる力であり、そのためには、自分を信じる力が、必要です。自分を信じる力は、「それでいい」と自分を信じてくれる人に出会うこと、それで、自分を信じ、自分を信じてくれた人を信じ、その他不特定多数の人を信じ、人間関係を作って行く、そんな話です。

 そして、受容、許容、承認、「ありのままでよい」という、母性的機能の後に、それを大前提に、規則、役割、責任、義務、罪や罰の父性的機能がある、逆に、母性的機能が働いていない子供に、父性的機能を働かせることは困難だ、というのです。

 援助交際、不登校、いじめ等々の原因が、もとはと言えば家庭における母性的機能、父性的機能の欠如による、しかも、実は両親自体が、両機能が欠如して育っている、という「らせん」なのかもしれません。

 論者は、ゆえにLD児に対しては・・・ということでしたが、これは一般論でもあります。自己肯定感を育てることが、重要です。と。
 ちなみに、私は、自己肯定感の薄いタイプだと思います。残念ながら。

 子育ては、たいへんだっちゃ!!まだまだ、よく分かってませんけど。
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2000年12月3日(日)【補追】
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 昨日のメールにつき、父性、母性につき、言葉が足りておりませんでした。

 「的」というように、この両者は本来どの個人の中にも存在し、一人親でも両性の機能を兼ね備えて、健全な家庭や家族を維持させることは、言うまでもありません。
 同様な意味で、両親が揃っているからといって、育児を含めた家族機能が健全に維持されているかというと、必ずしもそうはいかないことがしばしばある、と講師は論じられています。

 佐藤真治には、母性的なものもと父性的なものがある、という趣旨ですが、差別的、偏見的な要素を含んでいるつもりは一切ございませんので、ご理解下さいませ。

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