2000年6月26日 【県立高等学校暴行事件】

 と、いう表記で、本日の文教委員会で、報告があり、TVカメラも入りました。この事件の特異性は、ひょっとして実母までも??逃走(?)の2点です。
 学校、地域、家庭の個々の問題は、それぞれ連関しているにも拘らず、教育委員会の説明は校舎内のできごとに、終始しました。ここを縦で割ってしか説明できないのが限界なのです。
 各委員の教育論披瀝の場になり、たまらず副委員長としては異例ですが、「教師は少年Aをどこまで追っかけたのか(すぐ家庭まで行ったのか)」「警察への連絡をどのタイミングですべきだったか」を聞きましたが煮え切りませんでした。家庭、地域とのネットワークが、どれだけ学校にあったのでしょうか。それを紡ぐ組織や人間の必要性を痛感致します。彼の回りには誰もいなかったのか?誰が、どこまで彼に対して本気だったのでしょう。
 この件については後日議論することになりましたが、学校、地域、家庭をつなぐ強力なネットワークの必要性、悲しいですが学校と警察との連絡体制の強化が、必要だと思います。誰かを責めるのでなく、これを教訓に何が生まれるかが重要です。

 教育委員長が、型通りに詫びることでなく、少年Aに我々全員が、詫びることかもしれません。

 今議会では、他に義務教育費国庫負担(公立学校事務職員や栄養職員の給与費)の堅持に関する意見書も、内閣総理大臣他に提出されます。

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