2006年10月6日(金) 【夜回り先生】

 ついに、大原美術館に落書きする阿呆が現れるとは・・・。

 先ほどまで、岡山県中小企業同友会さん主催の第15回教育講演会で、『夜回り先生』として著名な水谷修氏の講演を拝聴しました。市教育長が来賓で来られており、平素の教育長のお話や、最近、PTAで話し合われていることと非常に繋がっていく話でした。

 帰る道すがら、駅前周辺の子ども達や桃太郎大通りの周回族が、いつもより気になりました。でも、通じないかもな、と思うのは、私に愛がないから・・・。落書きをいかに考えるべきか・・・・。

 それにしても、ご自身を「水谷」と呼称されるのが気障なようにも感じていましたが、そうでなく、ある意味、自分を客観的に突き放さないと、ご自身が、もたないのだなと感じました。実践に基づくだけに迫力も違いますが、背負っているものが、あまりに重いです。

 自分のたった一言で、命を絶つ子供がたくさんいるようなギリギリの線で、なにか贖罪のように投げ出す己の使い方は、やはり余人には代え難いものがあります。

 こういう己をギリギリにする講演は、今まで聞いた事がありません。背負い込んで進んでいく、こういう生き方があるのだな。

 しかし、本来政治が、そこまで真摯であるべきなのだと思います。

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