2014年5月27日(火) | ||
【「頑張る学校応援事業」について】 | ||
今朝は、七区入口で、街宣。
学力向上などで効果が出たら、現金100万円を小中学校に直接交付する予定だった県の「頑張る学校応援事業」について、今朝の朝日新聞には、子ども達の意見を聞いた興味深い記事が、出ています。 冬の文教委員会で、最初に疑問の声をあげたのは私でしたが、おもしろくまとめた記事の子ども達のやりとりは、まさに文教委員会の議論そのまんま、あるいは、むしろ立派です。 子ども達に関することは、まず子ども達にも聞いてみないとなぁ。勉強になります。 そもそも、文教委員会で、やや暴走気味に、いろいろ申し上げているときに、具体的な玉野市長さんの問題提起は、事業見直しの契機となりました。 首長と教育委員会、県と市町村、県教委と市町村教委との関係について、根本的な課題がある事業ですが、真に、小中学校の学校現場を勇気づけるものであって欲しいです。 もとはといえば、頻繁に使われる「学校力」という言葉の定義すら不十分なままに、なにをもって、誰をもって、なにの比較において、頑張っていると評価するかも、難しいものがあります。 もちろん、全国学力テストの成績を上げることを否定はしませんが、やはり、益々学力の格差が広がっていることは、未来の岡山の危機を意味していると思います。 まずは、基礎学力を身につける機会を奪われている子ども達の支援は、最重要課題だと思います。経済格差、家庭環境が、義務教育の段階で、子ども達の学力格差に結びつくこと、それが、連鎖することは、なんとしても、避けねばなりません。 そのためにも、子育て世代への支援、社会教育の支援の強化が、どうしても必要です。さらに、発達障害の支援など、県がすべき責務は、教育のナショナルミニマムの確保だと思います。 労務管理をして、査定するのが、役目ではないと思います。 また、なにか効果が出た、成績が上がったとしても、前年度と今年度は、別の子ども達です。たちまち目の前の状況をどう対応するかです。 PTAの役割も、大きいです。ただ、市幼Pの会長をしていたときの言葉ですが、PTAの活動は、短距離走者ではなく、任された区域を走り、たすきを次に繋ぐ、駅伝走者のようなもので、あるいは、何年か先に効果が出るもので、自分の子どもに対しては、効果が出ないかもしれない、それでも、任された区間を全力で駆け抜いて、いい形で、次に、たすきを渡そう!そう申し上げておりました。 特に、次に繋ぐことを考えずに、イベントを繰り返して、刹那的に完全燃焼すると、次の子ども達に、支障が出るということもあり、難しいです。PTAは、焦らず、じっくりと、しかし、急ぐ必要があります。 また、学校教育が、いっぱいいっぱいで、家庭教育が、いたんでいる状況で、社会教育が、さらに、重要になっています。そこで、社会教育団体の力が、たいへん重要です。 学校やPTA、さらには、大学や企業と連携した福田公民館さんの素晴らしい活動は、ひとつの有効な施策だと思います。 午後から、喉があまりに痛く、事務作業をしていましたが、辛抱がたまらず、生まれて初めて、耳鼻咽喉科へ駆け込みました。 いわゆる細菌性の炎症で、全治1週間。 その後、倫理法人会の普及拡大の会に行き、喉を休めるどころか、栄養過多でした。 Bruce Springsteen =『No Surrender 』 https://www.youtube.com/watch?v=MD3DdskaPhs | ||
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