2014年5月7日(水) 【真の教育再生のために】 | ||
GW明けの本日は、水曜日恒例のモーニングセミナーからスタート。その後、児島湾大橋の袂で街宣。朝から上着無しでも、十分可能な陽気でした。
本日は、執行部側は人事異動がありましたが、議会側の現メンバー最後の文教委員会。 教育再生というテーマが、中心にはなっていますが、昨年私が、文教委員会に久方ぶりに所属した内々の理由は、人と未来の科学館・サイピアがオープンすることと、ある生徒の自殺の原因を明確にするためでした。 サイピアについては、委員会でも、度々、提言を申し上げ、特に、指定管理者のたいへんなご努力があって、先般、開館1年で、来場者10万人を突破しました。ただ、後者については、その後の対応を含めて、まだ課題が残っています。 それにしても、委員会では、他の委員が辟易するほど、質問をし続けてきました。ただ、残念ながら、教育再生の具体的な成果が出ているとは思えません。 それどころか、むしろ、「頑張る学校応援事業」のような、県と市町村、首長と教育委員会、県教委と市町村教委という縦割り行政の弊害を突破するというよりも、やや功を急ぐ感もある事業は、教育行政について、話題づくり以上の大きな課題を残したように思います。 特に、全国学力テストの結果から分かる一番大きな問題は、岡山県の子ども達の成績が悪いということもさることながら、基礎学力が十分に身についていない子どもが、たいへんに増えているということで、その背景には、子育て支援の強化が必要なほど、家庭環境に課題があるということ。 2年連続の全国ワーストワンの少年非行数に象徴されるように、いじめ・不登校・ニート・引きこもり、自殺など、子ども達の生活状況に、学力以前に大きな課題があり、その遠因ともなりかねない就学前から就労にいたるまでの発達障害の支援体制の強化が、緒に就いたばかりであるということ。 これらについては、教育委員会や学校の先生方のお尻を叩いて、成績が上がれば、教育再生ができたと言えるような単純な問題ではなく、経済、医療、保健、福祉、労政・雇用、警察を含めたオール岡山で、あたらなければ、真の教育再生はありえないということを意味すると思います。 少なくとも、結果の平等を求めるべくもありませんが、義務教育の段階で、機会の平等を保障されていない子ども達がいるのならば、まず、それを是正せねばなりません。 一方で、家庭教育を支援するためには、社会教育が重要であるのに、社会教育団体への補助が削減されたり、ESDの会議を含めてですが、県の社会教育のセンター機能を果たすべき県生涯学習センターの機能強化が十分に図れていないこと。 さらに、基礎学力を身につける小中の義務教育については、頑張る学校応援事業のように、評価をするのに、社会に生徒を輩出する高校について、進学率もさることながら、就職率について、十分な評価が行えていないこと。 なによりも、県立高校の入試の採点ミスや度重なる県立学校での不祥事。 ・・・1年間を通じて、本当に、問題だらけでした。 明日は、議会の人事です。中心は、一年交代の議長・副議長人事ですが、私は、今期は、当該でないので、個人的には、所属委員会、特に、今期最後の常任委員会を決めることが焦点になります。 おそらく、文教委員会所属の継続は希望しませんが、真の教育再生のために、なによりも、子ども達のために、もっとその根っこの部分を考える委員会の所属を希望したく思います。 また、産業労働警察委員会では、岡山駅前の大規模商業施設出店に伴う相乗効果について報告されていますが、特に、交通対策については、やはり、かなり問題をはらんでいるように思えます。 『復活のイデオン』 http://www.youtube.com/watch?v=Ortyp5cx3qw | ||
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