2008年5月21日(水)【子育てセーフティネット】

 本日は、行財政改革道州制等特別委員会から所属替えになった子ども応援特別委員会。

 この流れの委員会の所属は3回目になるのですが、最初は、青少年対策・男女共同参画特別委員会で、委員長の時は、次世代育成・男女共同参画特別委員会、そして、昨年度から、ことさら言葉として取り上げるべきでないほど、一定の成果が上がった?として?、男女共同参画という言葉がなくなり、「子ども応援」という、分かったような分からないようなネーミングになっています。
 要は、青少年の健全育成と子育て支援に関わる問題を所管する委員会です。


 ただ、かねてから気になっていたので、当局にも、委員長にも、お願いしたのは、「家庭」と「時系列」について。

 特に、「ちびまる子ちゃん」や「サザエさん」に見られるように、三世代同居というのがひとつの日本の理想型で、介護の問題やネグレクトの問題などに対するひとつの策ではあるのでしょうが、今さら、行政が、三世代で住みなさいというのは無理ですし、すべきとも、できるとも思えない部分もあります。

 一方で、ひとり親家庭やステップファミリーなど、家庭の在り方自体も、様々です。

 そうした状況の中で、結婚や家族の形を行政が強制ができませんし、介入するにも限界があることを十分に踏まえた上で、まずは、データを明らかにし、それぞれの家族形態についての課題について、論じていく必要があるように思います。

 家庭や家族とは、なんなのだろうか?そこから論じていく必要があります。

 ところで、共産党の先生が、そもそも子育てについては、父親はネグレクトだが、父親の在り方について議論しようということで、よくよく考えると、この委員会、女性議員がいません。



 さらに、時系列というのは、行政の所管に、子どもの年齢が来たときに対応するのではなくて、例えば、平成22年に改訂予定の「いきいき子どもプラン」でも、妊娠期、出産、就学前、小学校、中学校、高校と、時間の流れで子どもを捉えて、そこに、行政や地域やPTAといったものが、いかように関わっていくか、市町村、県、国の役割を明確にして、体系化すべきであることを申し上げました。

 そして、例えば、子どもに障害があった、親が交通事故で亡くなった、あるいは、離婚した、いじめにあった、様々な事態が生じる可能性がありますが、そこにいかように、セーフティネットが張られているのか、18歳まで、明確にすべきではないか。そのことで、岡山で子育てをすれば、安心ですよ、と言えて、初めて、子育て支援ではないか、ということを申し上げました。

 すなわち、様々な不測の事態に対して、フローチャートを描いて対応ができる「子育てセーフティネット」です。自分で申し上げて、なんなのですが、これは良い言葉です。

 逆に、子どもが非行に走ったときに、対症療法的な対応ではなく、過去に遡って、原因を探っていかないと根本的な解決もできないはずです。その連携がなければ、いつまでも問題が抜本的に解決しません。


 私だったら、Q&A方式で、結婚(非婚でも)、妊娠、出産、就学前、小・中・高と18歳までに、時系列に沿って、様々な場面で起こりうることに、どこがどう対応するか、さらに、かかりうる費用も含めて、安心子育てプランをつくると思います。

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