2006年9月7日(木)【おえんもんはおえんのじゃ】

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 本日は、朝9時から市幼P連役員会、午後からは、県幼P連役員会、夕刻から市教育長と幼・少・中PTA連合会会長の話し合いと、午後6時まで、PTAの会議一色でした。
 先ほどまで、中学校同窓会の評議員会と、ほぼ10時間会議・・・。

 気になる話題は、やはり、小学生の刺傷事件で、マスコミのあり方も含めて、そればかり考えていたような一日です。特に、就学前の保護者には、この数年間の親のあり方が、ここから子どもに顕れてくる怖さがあります。

 ただ、今回のことを何かに大きく繋げたいということを強く思います。こうした中、やはり、教育基本法の改正という大きな課題もさることながら、以前、会津の地で見た「あいずっこ宣言」のようなものが岡山市にもあったら良いなと思い始めました。
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 西南の役に走らせた鹿児島の郷中教育もそうですが、いわば日本の歴史を動かす原動力になったほど、地域の子ども達の魂の根っこに入っている教えというものが会津にはあります。

 会津若松の街中には、会津藩校である日新館の「什(じゅう)の掟」をアレンジした「あいづっこ宣言」を書いた看板が、街のいたるところに立っていて、子ども達は否応なく毎日それを見ています。

 もう何年も前に見たのですが、今日ふとそれを思い出しました。今子ども達に欲しいのは、「駄目なものは駄目だ」という心の強さです。あるいは、大人もそうですが。
 迷ったとき、立ち止まり振り返る倫理的な言葉を我々は、持っているでしょうか?

「あいづっこ宣言」
 1.人をいたわります
 2.ありがとう ごめんなさいを言います
 3.がまんします
 4. 卑怯なふるまいをしません
 5.会津を誇り、年上を敬います
 6.夢に向かってがんばります
 やってはならぬ やらねばならぬ
 ならぬことは ならぬものです

 大切なのは、最後の『ならぬことは ならぬものです』です。理屈ではなく教え込む心の強さです。大人も、そう言い切るだけの威厳を持つためには、身をただす実践の必要があります。

 願わくば、岡山の子ども達なら誰でも諳んじて魂の根幹に染みこむような、こうした宣言を毎日唱和することがあっても良いのではないか。
 逆に、日本一古い藩校がある教育県・岡山に、なぜこうした基本となるような教育理念が伝わっていないのか、むしろ、疑問に思います。

 やったらおえん。やらにゃぁおえん。
 おえんもんはおえんのじゃ。

 ・・・・もし就学前から、子ども達が、「岡山っこ宣言」を嫌になるぐらい毎日唱和していたら、幾つかの事件は起きていなかったかも・・・。あるいは、ホリエもんは、「あいずっこ宣言」からすると、恥ずべき人物です。
 理由は一つ、おえんもんはおえんのじゃ。

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