2005年10月3日(月) 【子育て支援について】

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 本日は、見送りの後、次世代育成男女共同参画特別委員会。昼には、宮崎に行く特別委員会の県外調査の基礎資料として、私が企画して映画『石井のおとうさんありがとう』の試写会。昼のカレーライスを食べながら、議員のみならず、7人の執行部の方にも、観て頂きました。是非、全県の児童生徒に観て欲しい作品です。しかし、都合で、企画提案者が途中で抜けて、夜の会合まで、街宣。

 総選挙時から、この1ヶ月の記憶の一部が飛んでおり、選挙中は、まさに耳から耳に抜けるにも関わらず、こういう時に限り、また難しい話が入ってきて、混乱。もういっぱいっぱいかも・・。
 多分、今日この頃の記憶は、あるいは意識して忘れるので、一声おらぶ度に、無くなると思います。できれば、難しい話は、来週以降がよろしいかと・・・。誠に申し訳ありません。
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      ↓ 詳しくは

 次世代育成支援対策推進法に基づく一般事業主行動計画の策定状況を含めて、次世代育成支援対策に関する事業主アンケート実施結果が発表されました。

 県内の200人以上の企業181社を対象にしたもので、200人以上というと、まさに大企業で、果たして、普通の中小企業、一般の参考になるのかかなり微妙なところもありますが、おもしろいデータではあります。


 例えば、企業が取り組む子育て支援制度として、実際に行われている上位は、家族手当て、住宅手当や社宅・寮、半日や時間単位の有給休暇などなど。
 しかし、行政が必要なんじゃないかな?と考えている支援策は、ほとんど行われていません。いわく、再雇用制度、育児休業中の賃金助成、事業所内託児施設などなど。
 その他、アンケート項目の中には、子供の学期に合わせた勤務制度、在宅勤務、転勤免除などもありますが、ほとんど行われていません。

 また、企業が考える子育て支援に関する企業と地域・行政の役割分担として、行政に求められているのは、家族手当て・児童手当など給付金の充実、託児所・保育所・幼稚園の設置・整備、子どもの遊び場の確保、というのが、はっきり出ています。
 さらに、公的機関等に対する要望として、仕事と子育ての両立に関する情報を提供するホームページ、子育てしながら働く人のネットワーク組織などが上がっています。

 加えて、子育て支援をすると企業がプラスと判断した理由として、従業員の士気が向上する、優秀な人材を確保できる、企業イメージが向上する、家族関係が良好であれば仕事にも好影響がある等々。


 何が凄いかというと、あまりにあたりまえじゃないか?アンケートを取るまでもないんじゃないか?もっと凄いのは、わかってるのに、なんでできないんだ?ということ。いわんや、大企業でこれなのに、普通の企業ならどうなんだ?
 はっきりしているのは、子育て支援は、地域、企業、行政の三者一体でないと行えないということです。


 ともあれ、新市長には、有償ボランティアという考え方を改めて学童保育の全校配置、乳幼児医療費5歳未満無料という、現実味のある具体的施策を進めて下さる候補を選びたいものです。
 なお、私が、候補者を代弁して、中心市街地の活性化と子育て支援を往来で叫んでいるという説もありますが・・・・。

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小椋桂の『美しい暮らし』という詩の一節かく語りき。

『真顔して背負うには重過ぎる人生に 時に容易い幸せに寄りかかる・・・』『・・・解けぬまま人生を終わろうとする時も せめて言いたい美しく暮らしたと』

 いつか岡山の政治に、美しい秩序を取り戻したいと切に願います。さもなくば、良識ある市民の皆様から、ほとほと見離されてしまいます。

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