2004年12月26日(日)
【Drコトーを求めるわけではないけれど・・・】

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 夜になって一日中ぐずっていた子供の熱を測るとかなりの高熱だったので、岡山市民病院の休日夜間窓口へ。非常に不思議かつ残念な対応で、○○病院の急患窓口へ。
 幸いタフな我が子ですが、幾分改善がったあったと言われるものの、公立病院の役割を考えると、もう少し柔軟な対応が欲しいところです。
 大きな構想のもと、後世に過度の負担にならないのなら、箱モノも多いに結構ですが、その前に、やるべきソフト面の改革がかなりあるのではないでしょうか。
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      詳しくは ↓

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 夜になって、子供があまりにぐずり、熱を測るとたいへんな高熱。インフルエンザの注射を受けてはいるけれども用心にと、敢えて、小児科の休日夜間窓口がある岡山市民病院に。

 午後11時3分の時点で、担当の方が、「今日はもう受付を締め切ったんです。11時までなんで。」そして、もう一方の方の方に行かれて、しばらくしてその方が、「近くに○○病院さんがあって、今日は24時間ですから、そちらへどうぞ。」と、その時点で、11時6分。

 たまたま3分遅れた時間の事は、こちらに非があるとしても、その間、一切子供の病状の事も聞いて下さいませんでした。さすがに、機械的な対応に、「公務員なんでしょ、なんのために税金払ってるんですか?名前はなんと言われるんですか?氏の方に、対応について直接申し上げたいから。」と申し上げると、「いやいや、それでは、あの・・・」と続けられたので、「もう良いです。」と、○○病院に向かいました。
 せめて、急患で来ている我が子の事を少しでも気遣って欲しかった・・・。


 私は、個人攻撃したいわけでもなんでもありません。お疲れでもあったのでしょう。様々な事情があることでしょう。
 ただ、もし他の市民の方にも、「時間が3分過ぎてるから、病状は知らんけれど、近くの私立病院に行って下さい。」と、こういった対応であるとしたら、同じ公職にあるものとして、ただただ淋しく悲しく悔しい限りです。

 私は、こうして、「こころ」に書く事もできますし、当局に申し上げることもできますが、若い子育て世代の方が、どれだけ、何かを言うことができるでしょうか。
 届かない声がたくさんあるのかも?

 深夜の○○病院の待ち合いには、それから真っ赤なほっぺの子ども達が何人も、保護者の方に連れられて来ました。急患の際は、小児科の先生かしら?といつも不安もあるのですが、幸い女医さんで、親切に診療頂き、薬を貰って、幾分安心して、今に至っています。


 Drコトーを求めているわけではありませんが、公立病院が本来すべき役割というのは、ある意味、採算のとれない緊急小児医療のようなことに特に力点を置くことではないでしょうか。

 特に、この時期、冬本番に、どれだけ多くの子育て世代が、子供の発熱に、咳に怯えているか・・・。特に、真夜中に、何か起きたらどうしよう?と。この時期だけでも、対応ができないのでしょうか。

 大きな構想のもと、新しく立派な公立病院も結構です。採算を取る経営改革も大切です。
 しかし、なにより大切なのは、子供達の安全・安心です。

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 実は、この後、たいへんな激務の中を岡山市の医師会の方々が当番制で夜勤に当たっておられることが分かりました。たいへんに失礼な記述になったことをお詫び申し上げます。公務員の方ではなく、民間のご厚意に甘える中で、逆に、小児緊急医療における市民病院の役割強化について強く認識しました。
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