2004年5月15日(土)【『ビッグ・フィッシュ』】 | ||
文教委員長に就任ということで、昨年の行政改革・国体等特別委員会委員長と打って変わって、驚くほど、多くの方々から、たくさんの課題を頂戴致しました。
誠にありがとうございます。どういう形であれ、必ず、動かさせて頂きます。 正直に書いて、文教委員長には、大変なやりがいを既に感じております。また、委員長であると同時に、青少年対策・男女共同参画特別委員でもありますから、それに直結した動きに務めようと思います。 さて、今日は、なにか妙に考えさせれらた一日でした。 朝は、途中で失礼いたしましたが、保護司会の勉強会。 午後からは、ウィズセンターで、『DV根絶シンポジウム』。 いつも感じることですが、ウィズセンターに、保守系議員が、出入りしないこと自体、私は、おかしいと思いますし、いつも申し上げることですが、ことこのテーマに関しては、女性議員が、一致団結して欲しいと切に願います。 青少年対策・男女共同参画特別委員会などは、女性議員で過半数取ることができるのですから、共産党女性議員が、一人というのは、なんとももったいない話です。 なお、私は、この場で、ジェンダーフリー論争それ自体を展開するつもりはございませんが、個人的には、具体的に、文教委員会として、「性教育のあり方」「家庭教育の重要性」については、是非テーマに取り上げたいと考えています。 さて、ドメステッィク・バイオレンスが、児童虐待と同義になり、DVがある家庭環境に育つことそれ自体が、児童虐待であるという法制度の流れは、推進していかなくてはいけません。 また、いわゆる民間シェルターについては、現段階では難しいという状況のようですが、現在、ストックハウスということで、一時保護から「自立」に向けての支援が行われています。 たちまちの「自立」支援施策は、どうしても必要なことです。 突き詰めれば、人生を規定するのは、まずは、親子関係であり、家庭環境です。悪条件を克服していくのは、結局最後は、本人の努力しかありません。 しかし、最後まで越えていく力は、決して恨みや妬みや論理ではなく、愛であり、赦しであり、感謝なのだと思います。 そうでないと、人生が悲しくなります。 ティム・バートン監督の「ビッグ・フィッシュ」は、今日が初日。泣くに違いないと分かっていながら、父子関係というテーマに惹かれてさきほど一人で観に行きました。 息子には、父親の人生がどれだけ見えているのでしょう?最期になってというよりも、亡くなって初めて分かることが非常に多いように思います。 親父は、何が伝えたかったのか。まずは、息子として、何もわかってなかったことに気付きます。いまだに考えていますし、ずっと考えるのでしょう。 父子関係というのは、概して難しいものがあり、私は、円満でどうしようもないといった父子など、あまり見たことがありません。というか、あまり親父とは口を聞かない、それが普通ではないかなぁ・・・。 我が子にも、中学生ぐらいには、「親父なんか大嫌いだ!!」と言われることは、既に覚悟しています。男になるために、男は、それで良いとすら思います。 堂々と踏み越えていけばよろしい。ただ、なかなか超えささんぞ、ということです。 そして、私が死んだら、息子よ、「こころ」を読んでくれ。そこに、ビッグ・フィッシュを見つけるであろう。 ま、父子はこんなもんでしょう。 バリー・マニローの『人生は航海(SHIPS)』の歌詞のように。 「ビッグ・フィッシュ」を観ながら、大学時代に、上京してきた時、タクシーの運転手さんに、「嘉手納基地からやってきた」と、わけのわからん事を言いながら、妙に上機嫌だった親父の法螺話を懐かしく思い出しました。 親父のどうでも良いようなことが、思い出になるのが、実に不思議です。 | ||
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