2002年7月21日(日)【おぎゃっと21】

 なにしろ、家にいない父親であり、土・日は、家族参加で喜んで頂ける行事、家族参加の方が馴染む行事、単に家族参加の方が楽しい行事は、家族でお邪魔する傾向があります。

 そういうわけで、昨日、今日は、そこら中で、駆け回る我が子の姿を見ておりました。
 地域のグラウンドゴルフ大会では、ボールを奪って逃げ、ありがたい説教の最中には、他の子供達と叫び、コンベックス岡山の「はぐくみ岡山ーおぎゃっと21」では、絶好調。
 午後からは、預けられましたが、夜は、うらじゃの練習場で、駆け回り、さて、こういった育ちをした子供がどうなっていくものやら・・・・。


 ところで、「おぎゃっと21」は、出産・育児に夢がもてる社会づくりを県民挙げて推進するために、岡山県、山陽新聞事業団などが主催する「2002はぐくみ岡山」の中心行事で、親子連れで、会場が、沸き返っておりました。

 出産・育児に夢を持つというより、既に子供がいる子育て世代に対して、クーラーがきいていて、なにより無料の近場のイベントを提供したということで、行政が主体でやるには、企業でない民間の方の協力という点でも、同趣旨のものと比べて、更なる工夫も出来そうに思いました。

 医療相談等もありましたが、育児手当や再雇用や保険や進学や住居や親の介護や・・・・・、そういった様々な問題を踏まえて、よし、じゃぁ、安心して産み育てるか〜、ということになるのではないでしょうか。

 いずれにせよ、定着すれば、蘭おかやまや、インポートフェア以上の動員を誇るコンベックスの目玉イベントになりそうな予感です。
 ちなみに、9月16日が、アルネ津山会場です。



 さて、本日は、平成17年に中心部の小学校統合方針を出されている岡山市教育委員会の教育長をお招きした地域の懇談会が開かれました。地域クローズの会です。

 この問題については、詳細は控えさせて頂きますが、前回の緊急総会に引き続き、私自身の思いは、はっきりと申し上げさせて頂きました。

 いずれにせよ、西に向け様々な事業・施策が動く中で、下手をすると、中心市街地が、ゴーストタウン化する可能性があるという深刻な危機感のもと、まさに子育て世代を中心として、定住人口をいかに戻すか、さらに、なにより、子どもたちの教育にとって、なにが重要か、そういった観点から、住民として、議員として、思いを明確にお伝えさせて頂きました。

 ある方は、「岡山の中心市街地には議員がいないから空洞化する」などと非常につまらない講演をされますが、高飛車な態度から、上から仕掛けてくるような机上の話では、事は進まないのです。

 大切なのは、どれだけ、生の声に接したかです。共感と共鳴を持って、動けるかです。その人の立場や、お金では、最も重要な人間の誇りは、動かないのです。

 私は、この中心市街地に暮らし、そして、本当に、この地域に暮らす方々と接し、語り、悩み、汗を流し、本当に、この地域を愛する人間のひとりとして、誇りと責任を持って、提言させて頂きました。

 そして、一つ言えることは、それは、全岡山市、全岡山県のためでもある、ということです。このことは信じて頂きたいのです。


 正直に書いて、この時期に、中心部を地元とする議員であることは、本当に辛い側面もありますが、しかし、本当に感謝もしています。

 誰とも話すことがなかった司法試験浪人の時代、そして、新聞配達をしていた時代から、少しづつ紡いでいったご縁の中で、今、こんなにも多くの方に私は囲まれています。
 どこに行っても、誰かがいて下さる、必ず、笑顔で迎えてくださる場所がある、こんな幸せはありません。

 だからこそ、私を救ってくれた、この大好きな街と大好きな人達が、苦しんだり悲しんだりする姿は、これ以上見たくないのです。一人一人の顔が浮かんでくるから・・・・。

 なぜ、自分が生まれてきたのかな、なぜ、今、議員なのかな、そういうことばかり考えますが、間違いなく、今、ここにいることに、重要な意味があること、それがわかります。

 そう遠くない未来に、お伝えできることになると思います。

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