2002年6月3日(月) 【少子化対策について】

 今年度所属の生活環境保健福祉委員会では、少子高齢化対策というのは、大きな課題になります。


 少子化について、核家族化の進展、女性の社会進出やライフスタイルの変化など児童と家庭を取りまく環境は大きく変化し、特に、晩婚化や出生児数の減少による出生率の低下は、社会全体の活力低下など多方面への影響が懸念されます。

 ちなみに、岡山県の人口は、平成7年が、195万750人、12年が、195万828人、13年が195万1094人で、一人の女性が一生の間に産む子どもの数(合計特殊出生率)は、全国有数の早婚県であるにも関わらず、平成12年で、1.51人(全国1.36人)です。

 特に、平成13年の年齢別に見ると、0〜14歳が、14.8%(平成7年16.2%)、15〜64歳が、64.4%(同66.3%)、65歳以上が、20.7%(同17.4%)で、少子高齢化が急速に進んできています。


 岡山県では、平成6年に、「子どもを健やかに生み育てる環境作り総合対策本部」を設置し、平成11年3月に、「おかやまいきいき子どもプラン」を策定、家庭・地域・学校・企業・関係団体が、それぞれの立場で、結婚や子育てに夢を持て、子どもを安心して育てられる環境づくりに取り組むことが必要であると施策を示し、気運醸成に努めているところです。

 今年度は、子育て中の親が気軽に集い不安や悩みを共有し合う仲間と語り合い精神的な安心感を得る「親子つどいの広場事業」や、子育て応援イベント「おぎゃっと21」を県内2ヶ所で開催、さらに、子ども連れで外出しやすいまちづくりを目指して子育て応援キャンペーンを展開するとか。


 特に、子育て支援課によれば、「放課後児童クラブ(放課後児童健全育成事業)」や保育対策については、国策でもあり、まず要望を無下にすることはない、とのことです。
 また、母子保健対策も、かなり充実しています。

 しかし、現実は、非常に厳しいものがあり、是非、実態をご教示頂ければ幸いです。高齢者福祉が言われますが、子育て世代も、もはや福祉の対象だと、私は考えます。



 ただ、根本的な問題、女性の社会進出やライフスタイルの変化にどう対応するのか、晩婚化や出生児数の減少の理由はなんなのか、その答は、明確ではありません。

 若い衆が、結婚や子育てに、夢も希望も持てませんというのは、結婚や子育ての先輩方にも、かなり大きな責任があります。

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