2001年7月10日(火) 【乳幼児対策について】

 参議院選挙は、いよいよあさって告示です。出陣式は、午前9時。是非、岡山市津高の事務所に、お越し下さい!!

 本日は、岡山市の乳幼児対策について。特に、中核市となり、保健福祉行政が、市に移管されているために、岡山市の施策ということになります。

 まず、保育所の充実についてですが、平成11年度の少子化対策臨時特例交付金で、保育所の創設、増改築などにより、待機児童が大幅に減少されただけでなく、夜間保育の創設、休日保育の試行など多様な保育ニーズに柔軟に対応できるようになったとされます。
 また、新エンゼルプランにより、少子化対策、子育て支援も推進されています。

 しかし、岡山市では、女性の社会進出や経済情勢等により、さらに保育園入園希望者の増加が見込まれるため、さらに、保育園の施設整備を拡大していく必要があります。

 具体的には、施設整備費の国庫負担(補助)の拡充および基準単価の引き上げが、要望されます。
 さらに、多様化する保育需要や子育て相談等地域の子育て支援に対処するため、全ての保育所において主任保育士の選任化を図ることが、要望されます。


 また、乳幼児の早期受療と育児に要する経済負担の軽減を図るため、乳幼児医療費公費負担制度の創設が要望されています。

 実は、これは、県と市の関係が思わしくないことの象徴のように言われていた経緯があります。

 具体的には、「岡山県乳幼児医療費公費負担補助事業」という事業があります。3歳未満の乳幼児については、自己負担額の10分の8が、助成されます。
 ちなみに、この10月から助成方法が、償還払い(先払いして後から返って来る)から現物給付(端から払わなくて良い)に変わります。
 このうち、岡山市への補助率が6分の1だったところ、この10月から、5分の1に引き上げられます。

 また、岡山市の場合は、3歳未満の乳幼児に、「岡山市乳児医療費給付条例」で、自己負担額の10割が、助成されています。県事業の変更もあり、この10月から現物給付ということになります。


 ちなみに、この上乗せ条例は、対象年齢が市町村によってまちまちで、岡山市は、3歳未満ということですが、全県一律ではありません。

 少子化対策として、国に乳幼児医療費公費負担制度の創設を要望するわけですが、国、県、市、どこも財政難。
 子供はできるもの、つくるもの、という前提で、子育て保険をかけるわけにはいかず、個人的にも、手厚い支援は頂きたいものの、現実は厳しいものがあります。

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