2010年12月9日(木) 【岡山評定】

 今朝は朝一で洲崎で街宣。12月に入って明らかに交通量が多いです。忙しない感じ。

 本日は、一般質問3日目。3日目になるとさすがに重複質問も目立ってきました。今回の質問で私がテーマとしていた具体的にたちまちどうするかという話よりは、抽象的な制度論が多く、かえって、政権交代の影響等、答えが出ない話が多く、空虚感もありました。

 それにしても、空虚です。県民の皆様のプラスになるように、具体的に仕事をしているという手ごたえが、全く無いです。税金で養って頂いて、12年間も、同じ人に質問をし続けて、伝わらない、何も変わらないと感じること自体が、心の底から情けないです。
 何やってんだろうなぁ・・・。これで良いのか???・・・・議場の中で、涙が出るほど自分が馬鹿に思えて仕方ありません。

 ところで、今回の私の質問の中に、
 『 加えて、高齢化に伴って地元ではできないと、地域の要望があっても、河川敷の草刈りは、まず断られます。アダプト制度からは離れてしまうかも知れませんが、たとえば、障害のある方の就労訓練といった福祉的視点からの施策として、河川敷の草刈りを実施することなどは考えられないでしょうか。御所見をお聞かせ下さい。』と、いうものがありました。

 答弁は、

 「障害のある人に対しては、各地域の作業所での就労に向けた訓練により、賃金や工賃を得ていくことで、地域において自立した生活を送れるよう、支援していることを踏まえれば、お話の河川敷の草刈りの実施については、困難と考えている。」と、いうものでした。

 個人的には、本当に感謝され、報酬も入り、草刈が終わった後、地域の方と交流もできるんではないかという意味では、安全性さえ確保できれば、一石何鳥にもなる施策だと思います。しかし、後の説明によれば、こういう土木の事業に、福祉から予算が出せないので、駄目だということです。
 税金を払っている県民にとっては、どこの部局が事業化し、予算化しようと、構わないわけですが、こうした組織論が、正論として、堂々と事業ができない理由になるのでしょうか。恥ずかしくない??

 いつまでこういう縦割りをやるのか、私には全く理解できません。
 本当にやらなくてはいけない行政改革は、行政サービスの削減や県民の負担増ではなくて、ソフト面です。いくら立派な計画を立てたって、具体的に即座に動かなければ、駄目なんだというのが、官には、どうして分からないのかなぁ・・・・。格好にはなりますが、収税を強化した成果の仕事ではありません。


 わずか1年8ヶ月ですが、新聞配達をしていた中で、ある意味単純ではありましたが、新聞を届けるという具体的な作業が仕事であり、報酬が貰える方が、満足感も、誇りも、やりがいもありました。
 正直なところ、今、何に対して報酬を貰っているのか、そして、それが正当であるのか、確信も持てません。おまけに、選挙に汲々とするような様が、自分でも許せないものがあります。

 どうも、県庁職員が、スタッフで、県民や民が、ラインでもあるかのような、勘違いが蔓延しているように思います。それをチェックするのが、議員なら、議会ってなんなんだ。小田原評定という言葉がありますが、チャンスを逃すほど時間をかけて会議をして、立派な計画を立てて、しかも、汗は別の人がかくという、岡山評定をいつまでやるかです。
 下手をすると、政治や行政が、民の活力を削いでいます。文字通り、足を引っ張っています。

 お隣の韓国に勢いを感じますが、何かと言えば、やはり政治だと思います。


 「虚無」と戦いながら・・・『ネバーエンディング・ストーリー』
     http://www.youtube.com/watch?v=zeRoEBvBL4Y
 そして、なにより、中学時代の自分を裏切るまいぞ。
    馬場俊英=『君の中の少年』 http://www.youtube.com/watch?v=naWR3VMwbbA

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