2008年9月13日(土)
【『hello again〜昔からある場所』】

 10月26日、知事選挙と衆議院議員選挙のダブル選挙の可能性が強く出てきました。とすれば、公示まで1ヶ月!!まさに、風雲急を告げます。


 今朝は、吉備中央町にあるおかやま希望学園の運動会。
 http://www1.harenet.ne.jp/~nobinobi/
 様々な状況の中で、全国から吉備中央町を第2の故郷として、小中学生が集まっています。この学園に辿り着くまでの家族の軌跡を想像すると、ぐっと胸に来るものがあります。
 なかなか行政の支援が行えない状況を申し訳なく思います。

 真夜中の雷雨には驚きましたが、雨降って地固まるではないですが、子ども達の一生懸命な姿、楽しそうな笑顔に、保護者や関係者も、大きな感動を貰いました。卒業式もそうですが、そこにいなくても、いつも家族で学校に通っているんだなと思います。
 なんとなく、吉備新線で口ずさむのは、『hello again』。
http://jp.youtube.com/watch?v=B5M2-_lLD5k&feature=related


 夕刻には、NPO法人けんかれん(岡山県精神障害者家族連合会)が運営する「基幹型地域生活支援センター・ゆう」で開催された『ゆうYOU祭り』へ。http://www17.ocn.ne.jp/~uchioyou/

 全国的にも希有な短期宿泊施設があり、24時間電話相談も行われていますが、地域交流活動などの日常活動について、次年度をもって、県の委託事業が終わるという話があります。

 利用者の半分近くは、岡山市民ですので、地域生活支援センターとして、岡山市が受けてくれればと言うことですが、こうした県市間の事業の移譲というのは、なかなか話が進みません。
 かといって、市が受けないから、県はできないというのでは、そもそも広域行政を行う県の自爆になりますし、「基幹型」の役割は、補完するという意味でもあるのです。

 パターンとしては、伊島の児童会館に似た話になっていますが、『レナードの朝』のように、再び自宅に引きこもって、本当に行き場を失う方が出てくる可能性も高くあります。
 県立病院の整備は進みますが、こうした青空が広がるオアシスは、全国的にも希なはず。
 どうにかして守っていきたいものです。

 希望学園もYOUも「昔からある場所」なのですが、安らぎがあり、スタートができる場所です。だからこそ支援が必要なのです。


 さて、昨日立ち上がった倉敷チボリ公園事業検証委員会の第1回会議で、今後の検証課題と11月末を目途に意見を取りまとめることが決まったようです。

 私は、この委員会の意図がさっぱり分かりません。それ自体、第三者機関なのかどうかも分かりませんが、少なくとも、株主代表訴訟等に備えた動きではないかという意見が専らで、こういった判断を行政や議会が、官選の数名の方に委ねる理由があるでしょうか。

 下記について、否定的な答申?が出たら、どうなるということなのか・・・。やむを得ないという答えは、免罪符になるのでしょうか・・・。

 私が今回一般質問ができたら、全て知事に直接、下記の検討事項について、御自身の思いを尋ねますし、議会は議会で、自らこれを判断すべきだと思います。
 その都度その都度判断してきたはずですが、自らでも振り返ることはできように・・・。

 ・県補助金は適正ではあっても有効だったか。
 ・事業目的に適した事業計画であったか。
 ・第三セクター方式は適当であったか。
 ・県の関与の在り方は適切であったか。
 ・13年度の経営改善計画の見通し等は適切であったか。
 ・県内と県外の入園者数が逆転した時点で、事業コンセプトを
  見直すべきではなかったか。
 ・県と倉敷市に連携していく姿勢が欠けていたのではないか。

 笠木透なら、主人公がこんな大切なことを他人に委ねてはいけないと言うに違いありません。
 執行部も議会も、無責任の誹りは免れません。ただ、議会は、頼んですらいないです。

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