2007年11月4日(日)
【タンデム(二人乗り自転車)の大会】

 その後、旭川の対岸に渡り、新鶴見橋のたもとに、一昨年就任した「岡山県バイコロジー運動をすすめる会」の会長として、自転車の中でも、タンデム(二人乗り自転車)の大会へ。

 タンデムは、公道を走ることができませんが、例年、役員が、視覚障害のある方をお招きして、後部座席にお乗せして、旭川のジョギングコースを走るというイベントをやっています。

 「その2725」のように、自転車を通した街づくりを考えたとき、自転車レーンが出来るのなら、そこをこのタンデムが走ることが出来ないか。少なくとも、整備した蒜山や吉備路のサイクリングコースは、特に、走行が認められれば、かなりおもしろいと思うのですが。
 少なくとも、毎年、この催しを心から楽しみにしておられる方がおられるのを体感するにつけ、公道を障害のある方と自転車の二人乗りが、堂々と出来ればなぁ、と、心から思います。


 本日は、開会前に、家族で試乗を重ねて、その時点で疲れてしまい、私は、僅か2往復のみでしたが、津山からお越しになられた男性をお乗せして、昨年と少しコースが北に上がったため、小さい坂や芝生がいかに怖いかを感じながら、秋の旭川の河川敷を快走しました。なんとも気持ちの良い秋の風でした。

 岡山で最も美しい後楽園のある風景や、秋の優しい陽光に煌めく川面はもちろん、なにげないススキや、貨物列車や、シラサギが、とても伝えたい大切なものであることに気付かされます。
 いわば自転車の二人乗りでのたわいもない会話が、本当に大切に感じられるほどに、見えないけれどもあること、見えているのに見えていないことが確かにあって、しかしそれに気がついていない。やはり、我々は、もったいない生き方をしているものです。


 このタンデムは、8台ありますが、「岡山県バイコロジー運動をすすめる会」としては、自転車の素晴らしさが分かって貰えるような使用のされ方であれば、基本的に貸し出し可能です。
 ご希望がございましたら、ご一報下さい。ただし、申し上げております通り、公道を走ることはできません。

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