2003年7月23日(水) | ||
【身体障害「児」入浴サービスについて】 | ||
菅代表の政治決断で、民主党と自由党が合流することになりそうだということですが、両党の政策がどうというよりも、反自民を掲げて、政権奪取することを目的とすることで一致しているのならば、有権者にとって、分かり易い選択肢を提示することになるとは、私には思えないのですが・・・・・。
正直ようわからん、というのが私の感想です。 さて、今、 新制度の創設ができないか、岡山県、岡山市、倉敷市に働きかけています。要は、県が主導的に音頭を取り、各市町村が納得できれば、できる仕組みです。 今日、第一段階で詰まったので、次の動きを考えています。 非常に難しい話、介護保険と支援費制度の制度を越えた話ですが、合意できれば、全国に先駆けて、国庫補助がなくても、単県で、制度を作ることができます。 端的には、介護保険の老人福祉施設で、身体障害「児」の入浴サービスが、受けられないか、という話です。 ここで、問題にしているのは、身体障害「児」のことで、身体障害「者」のことではありません。具体的には、養護学校の帰りに、身体障害「児」と言っても、特に、体の大きい高等部の生徒が、老人のための施設で、入浴サービスを受けられないか、ということです。 ちなみに、身体障害「者」が、老人のための施設を利用(相互利用)することは、制度上できます。例えば、西ふれあいセンターでは、身体障害「者」は、支援費として、デイサービスの扱いで、講座を取れば、食事、入浴が送迎付きで可能です。 実は、対等な契約である支援費制度導入前は、身体障害「児」も、老人施設のデイサービスを一定の補助を持って使えていたのです。 しかし、支援費制度導入後は、(入浴サービスのケアをする体制が必要なわりには、単価が安いという理由ではなくて)、そもそも、支援費が、身体障害「児」の入浴サービスを援助対象としていないという理由で、サービスを受けられなくなりました。 例えば、身体障害者のデイサービスを行う施設でも、以前は、「児」「者」が、ひとつのフロアであったのに、今は、それを分けなくてはいけないという理由で、「児」については、受け入れしなくなったケースがあります。 ただ、それは、制度の問題で、業者の責任とも言えません。 要するに、問題は、厚生労働省が、どうも、「児」のイメージを入学前の幼児と捉え、児童は、老人施設を使えない、としていることにあるのではないか。また、養護学校就学時は、文部科学省の所管であり、厚生労働省との縦割りで、責任の所在が曖昧になっているのではないか、とも言えます。 もっとも、支援費自体、見切り発車で、こうした状況が、今後、数々出てくることは予想されているようではあります。 そこで、私は、単県で、この部分だけ、補助できないか、そういう制度創設できないものかと思います。事業者が受け入れてもかまわない、それについて、補助するという仕組みです。大袈裟に言えば、構造改革特区ですが、そこまでの話にはならないと思われます。 各部の裁量がきく「夢づくりプラン枠」に、十分入れられる内容ではないかと思うのです。 おそらく、このサービスに関わる総額は、1000万円。仮に、国庫補助制度ができても、40%程度。ならば、「夢づくりプラン」として、単県の補助制度でも行きたいところですが、問題は、中核市にご協力頂けるか、各市町村が応分の負担をしてくれるかどうかです。 反応としては、どこも大枠は良いということですが、個別具体の負担の問題で、煮詰まります。要は、政治判断も必要になります。 9月定例会に向けて、この新制度創出のため動きます。 | ||
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