2001年9月6日(木) 【岡山養護学校】

 午後からは、文教委員会の県内調査に合流。岡山養護学校の視察に行きました。25億円かけた校舎改築工事が、今年3月に完了。約140人の生徒が通っています。
 新校舎を清掃される先生の姿を含め、皆さんが非常に、新校舎建設に感謝されている様子でした。

 ただ、かねてからの問題になるのは、いわゆる「医療的ケア」。現在、文部科学省と厚生労働省が検討中で、モデル的に看護婦配置など、方向を来年度にも打ち出そうということですが、特に、笹が瀬川で、学区が分けられるために、医療施設が近接していない東養護学校が、気になります。
 岡山養護の場合は、旭川荘に隣接しており、他施設よりは、幾分問題が少ないかもしれません。
 もっとも、卒業後の進路は、やはり非常に厳しいものがあります。


 本日は、文教委員会でお邪魔したわけですが、実は、保健福祉の話でもあるわけで、縦割り行政下では、教育と福祉のはざ間の問題がどうしても生じてしまいます。


 しかし、IT技術の発展は、とりわけ障害のある方の可能性を広げてくれる要素が、非常にある。そのようにも感じました。

Copyright (c) 2001 SHINJI SATO Inc. All rights reserved.satoshin.jp