2000年11月13日(月)
【視聴覚障害者福祉センター】

 本日は、個人的に、西古松の岡山県視聴覚障害者福祉センターを訪ねました。前身は、昭和39年設立の岡山県立点字図書館(原尾島)で、昭和60年に、視聴覚障害者福祉機能を併せ持った施設として、現住所に移転開館したものです。現在、社会福祉法人岡山県視覚障害者協会に、運営委託されています。

 業務としては、視覚障害者関係業務と聴覚障害者関係業務に、大別されますが、設立の経緯からも、点字図書館機能、すなわち、点字図書、最近では、録音図書、さらには、デジタル図書のライブラリーとしての機能に重点があるように思いました。

 実際、3階建ての建物に、無料の郵便物としてやりとりされる書庫(書籍、テープ、CD)、著作権の関係を免除された録音施設、会議室、調理室等々とこれはこれで手狭で、さらに聴覚障害者の方のためのスペース(字幕付きビデオテープ書庫)というと、限られていました。

 全国的に、視覚障害者施設と聴覚障害者施設は、分離していく方向にあります。視聴覚ライブラリーとの連関を含め、聴覚障害に対する施策として聴覚障害者情報提供センターが、必要ではないかと予断を持つに至りました。今後引き続き、聴覚障害に関して調べてまいります。

 ただ、本当は、障害のある方が、普通に図書館に来られたら、普通に点字本や字幕付きビデオがあるのが理想であると私は、思います。


 センターには、職員の方の盲導犬が、おりました。県下では、14頭。全国では、800〜900頭で、3000人の方の要望があるそうです。
 ちなみに、養成するには、400万円かかりますが、寄付に頼る部分も大です。

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