2007年6月26日(火) 【無縁坂】

 午後から夕刻まで、あるふれあいセンターにある福祉事務所で、えんえんと2時間以上にわたる相談。見事な職業婦人として頑張ってこられた方が、晩年に苦しまれるのは本当にしんどいです。ただ、しかし、守りたい人がいて、ゆえに無茶苦茶にお元気なのが、救いです。

 84歳で、まだ働かなきゃと思われるメンタリティは、私の母にも、通じるところがあります。『運が良いとか悪いとか、人は時々口にするけど、そういうことって確かにあると・・・・』。ただ考えようによれば、あれやこれやと心配できるぐらいに元気なのは、幸せなことなのかもなぁ・・・。
 他人のせいにせず、抱え込んでも、真っ向から戦う姿勢が、実に素晴らしいです。もう少し楽な生き方も、あるようには思いますが。

 わざわざ心配のネタを探して、端から見ると、事態を悪化させるように見えても、常に心配な状態の方が、かえって落ち着く人って、いるのかもなぁ・・・。自分の存在意義を見つけて、絶対に諦めずに、頑張らなきゃいけないと言える、そんな理由があるというのが、結局は、一番強いんだな。で、本当になんとかしちゃいそうだもんなぁ。

 それにしても、政令指定都市で区割りされると、地域によっては、総合出先機関としての区役所までが、著しく遠くなるところも出てくることでしょう。

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