2012年2月22日(水) 【新武道館建設を】

 本日は、水曜日恒例のモーニングセミナー。その後、築港で街宣。
 立春はとっくに過ぎ、もう1週間で、もはや冬とは言わないだろうと思うものの、寒い朝でした。

 午前中は、岡南飛行場について。北区の児童会館、南区の岡南飛行場については、思い入れが強くあります。
 いずれも、子ども達が、可能性を広げる公の施設として、もっと大切に育てていけると思うからです。未来の人を育てられるかどうかは、要は、我々の知恵と情熱、活かし方次第なのです。

 子どもの頃、未来科学棟(仮称)があって、岡南飛行場があって、ノーベル賞をとった、科学者になった、技術者になった、宇宙飛行士になった、パイロットになった、キャビンアテンダントになった、整備士になった・・・そんな子どもが、一人でも多く生まれてくるように。

 そして、ものづくり、産業振興に、結びついていくように、まだまだやれるはずです。




 午後には、保護司会で、牟佐の岡山刑務所へ。個人的には、3回目ぐらいの視察になると思います。インフルエンザを持ち込まないように、参加者全員、マスク着用でした。

 岡山刑務所は、刑期10年を越える犯罪傾向の進んでいない(初犯)の男子受刑者と未決拘禁者を多数収容し、収容定員1000名(実際は、定員オーバー)を越えます。
 最高齢は、91歳、38年間服役している受刑者もいます。日本語を解さない外国人は、収容していませんが、施設は、一杯一杯で、他の施設より5歳程度平均年齢が高く、50歳を越え、高齢化の問題も抱えています。

 予算はかなり厳しくなり、しかし、社会経済状況に不安が多い中で、受刑者は増加傾向にあります。

 釈放は、地方更生保護委員会の決定により、刑の執行を終了する仮釈放と満期釈放があります。特に、前者の保護観察に付された期間は、地域においては、我々保護司に委ねられることになります。
 後者についても、円滑な社会復帰のためには、更生保護施設の強化が必要になります。これについても、是非、皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

 処遇については、さらに無期懲役が、実態的には、終身刑になる方向であり、社会復帰を目標にした改善更生の難しさもあります。

 ところで、先日、光市母子殺害事件の裁判が、最高裁で、死刑確定したことを受け、少年法の理念である社会復帰の可能性や更生の機会が失われることになることを理由に、マスコミは実名と顔写真の報道に踏み切りましたが、当時少年への死刑と実名報道・・・これも、非常に難しい判断です。

 ただしかし、この事件を契機に、被害者の叫びが届き、犯罪被害者支援が進んだ事は、被害者の尊い命の犠牲を遺族が無にしないよう、戦い抜いた結果だと思います。
 私自身はどうなろうとかまいませんが、妻子への攻撃がある場合は、いかなる理由があろうと、相手が誰だろうと、絶対に許しません。


 その後、夕刻には、岡山県武道団体連合会で、石井知事に、武道館の早期建設を要望に。
 12の武道団体が、新たな県立武道館の建設を願い、5万人以上の署名を集め、石井知事に要望しました。顧問である弓道連盟が、連合会の事務局をしていますが相撲連盟副会長として出席しました。

 現在の武道館は40年が経過し、老朽化して手狭なため、全国レベルの大会の開催が難しく、行財政構造改革終了後、新たな武道館の建設を求めているものです。

 遠的の弓道場や土俵などを合わせ持つ総合的な武道館建設をイメージしており、場所の選定等については、かなり議論も出てきましょうが、今後、県政で、敢えて大型のハコモノの要望を言うとすれば、この武道館と県立博物館という事になると思います。

 さらに、武道が、義務教育の必須科目になりましたが、問題は、武道を指導できる教員の養成。このあたりも、武道団体との連携が必要だと思います。


 夜には、講演会出席のため、渋川のダイヤモンド瀬戸内マリンホテルへ。朝は、所属単会のモーニングセミナー。夜は、遠征。JCやライオンズもそうですが、遠征というのは、正直なところ、楽しいです。しかし、瀬戸内海は、生憎の雨。

 『早春賦』 http://www.youtube.com/watch?v=hl7E8a6sz-g&feature=related

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