2007年11月6日(火)
【「ゆるキャラ」について考えるこころ】

 本日の「まなびぴあ」の総合閉会式は、倉敷芸文館。多少早く着いてしまったので、少しだけ美観地区を散策しました。

 県外からの観光客の気分で歩くと、確かに、風情があります。アイビースクエアで、巨大なミドリガメを見た後、「桃太郎のからくり博物館」の前を通ると、忙しくて今週は今日しかいないという。ちくわさんが・・・。


 芸文館の前には、岡山ビジネスカレッジの学生さんの手による一覧図もあり、岡山県内の「ゆるキャラ」が大集合。ももっち体操を着ぐるみの大集団が踊りまくるという、夢に出そうな光景。カブトガニの「カブニ」、黒大豆の「黒まるくん」は、キャラが立っています。ちなみに、我らが、大誓文払いの「あきんどくん」が、入っていません。やはり、彼は、ゆるくないのか?

 「ゆるキャラ」の定義は、「全国各地で開催される地方自治体主催のイベントや村おこし、名産品などをPRするために作られたゆるーいキャラクターのこと」とのことですが、あれだけ揃うと、どう見ても、ロビンちゃんが、くるくるそこら中を回っていれば、「がんばれロボコン」のエンディングそのもの。
ガンツ先生を捜すと、妙にアゴが長い着ぐるみが・・・。玉野競輪の「ガッツ玉ちゃん」でした。「ガッツ玉ちゃん、ゴーゴー!!」

 私個人としては、「ゆるキャラ」の「緩さ」とは、「抱えている問題の深刻さに比して、あまりにも切実さがない」状態(「お前、そんなぼーっとやっとる場合か、と突っ込みたくなる状態」)だと思うのですが、玉野競輪の「ガッツ玉ちゃん」や、児島競艇場の「ガァーコ」、大誓文払いの「あきんどくん」は、意志的な目をしており、十分に役目を果たしています。
 この点、どこから見ても、優等生の「ももっち」も含めて、彼らは、私的には、「ゆるキャラ」ではありません。私が社長なら、彼らは、間違いなく雇うでしょう。



 私が今日、着ぐるみを見ていて、事態の深刻さを理解していない、多少とも岡山ゆかりの「ゆるキャラ」No1は、本州四国連絡橋の「わたる」です。いくら説教しても、頭に車を乗せたまま、決して反省というものをしそうにありません。↓彼ですが・・・。
ttp://www.jb-honshi.co.jp/gallery/download/JB-0711-03-1600_1200.jpg
 しかし、こういうタイプに惹かれる自分もいます。

 その後、岡山にとって返して、「お詫び行脚」である団体へ。秋の日暮れは本当に早く、なぜか早く家に帰りたくなります。

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