2005年4月2日(土) 【一衣帯水】

 本日は、大韓民国の民団岡山県本部前団長の金昌男アジア国際センター代表理事の国民勲章冬栢章叙勲記念祝賀会が開催されました。同氏の岡山県における在日の方々に対しての御尽力、さらには、地域社会への御貢献と、何よりも、その御人徳から、政財界のそうそうたる方々が、お祝いに駆けつけられました。政治の世界も、まさに超党派です。
 一方で、一衣帯水の日韓両国の間に、横たわる竹島問題と歴史教科書採択問題は、果てしなく根が深く、しかも、どちらも、ある意味で、地方が、日本国に対して、働きかける動きが、国際問題化するということで、岡山県は、岡山県としてのスタンスが、示されないといけないのかもしれません。これはしかし、非常に微妙な問題です。
 少なくとも、岡山市が、積極的かつ地道に、韓国と様々な交流をし、非常に良いムードになっている事は高く評価すべきで、水を差すようなことは避けたいわけですが、根本にあるべき重要なことは、外交テクニック云々的な事ではなく、過去の経緯も踏まえた上で、双方がお互いに、敬意と深い理解に基づく、世界で有数の信頼関係を構築する事だと思います。

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