2003年9月6日(土) 【ロシア特別編7
第3回日本フェスティバル イン モスクワ】

 少し晴れ間の見えた今日は、「モスクワ市の日」ということで、市内中心部を歩行者天国にして、今日・明日と盛大にイベントが開催されています。

 今回は、青少年施設の視察に加えて、交流も大きなテーマであるため、このモスクワ市の大イベントにあわせて開催される「第3回日本フェスティバル イン モスクワ」に出席することも大きな目的となっています。


 そもそもが、橋本−エリツィン対談に端を発して日本文化をロシアに紹介するこうしたイベントが定期的に行われているわけですが、多くの参加団体の中に、岡山から、備前太鼓の「鼓空(こくう)」さんや、なぜか「秘宝館昇天堂一座」さんが・・・。「赤の広場」で踊られるということですが、元「劇団ひびき」の団員としては、思うところもないではないかも?

 いずれにせよ、日本の合唱やバレエ、舞踊、武道、華道、香道、水墨画などなどが、ニューマネージ展示場で、展示、実演されています。

 「モスクワ市の日」のイベントに組み込まれているということで、日本大使館の熱の入れようもわかるのですが、こうした活動は地道にやっていく他なく、一朝一夕に答えがでることはないと思います。残念ながら、押すな押すなの人だかりという状態ではありません。


 今日は、地下鉄に乗って、コムソモーリスカヤ駅の「地下宮殿」とも言われるコンコースの素晴らしい装飾を自由時間に観に行ったのですが(なるほど、地下鉄構内はナチスドイツ侵攻に際して市民が避難し、またシェルターと言われるだけあって、深く広いです。)、電車の中で「日本の方ですか?私日本語習っています。」と目をもうもうとさせて若者に声を掛けられました。
 意外にも、日本文化というのは、多少の誤解はあっても関心は持たれているのですが、我々がロシアに対してどれだけの認識があるでしょうか。私自身は全くわかっていませんでした。

 仮に、75年の共産主義の時代がないとしたら、850年の歴史を誇るモスクワは、我々にもっと身近で、他のどのヨーロッパの国々の首都にも負けることがない、とびきりのお洒落で美しい都だったのではないか、ちょっとそんな気がします。
                          ロシア編つづく・・・

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