2003年9月5日(金) | ||
【ロシア特別編2 屋根の上の光るタマネギ】 | ||
思い起こすのは、「日米青年政治指導者交流プログラム」(あの「焼き鳥で世界を語ろう」)で、2週間アメリカに行った時の様々な意味での充実度ですが、今回はかなり意識的にガイドさんに直に聞いたりしながら、断片的に調査したものをつなぎ合わせる作業が必要になっています。
ともかく、ギリシャ文字(ビザンティウム文化)に由来するアルファベットのPやRを逆にしたり、HとKをくっつけた字体は、ハングルやアラビア文字のように、読めそうにないこともないのに読めないのでかえってイライラしますし、この間まで、共産主義国であったにもかかわらず、革命前の建物も多く、あちこちに教会があり、しかも頭の上にイスラムのような「光るタマネギ」が乗っていたり(さすがロシア正教の国)、しかし、マルクスの像は残っているというのが、なんでやねん!!です。 ただ、世界にはそういう傾向があると思いますが、自動車を洗わないのは、面倒くさくなくて良いですし、何より若い女性が色白で美しい!!しかし、中年以降はスウェーデンの倍は太るので、それが一番、なんでやねん!!かもしれません。 さて、モスクワは−40℃になることもありますが、住民の99.9%はマンションに住んでいます。ソヴィエト時代には国からタダで「借りていた」わけですが、ペレストロイカ以降、個人所有として従来の物件の所有権を得たそうです。 もっとも、公共料金は毎月上がり、家賃のようなTAXは月4000円。給料は郡部で月150USドルあれば暮らせるということですから、1割が家代ということになります。(ロシア人にとっては大きいようですが)我々の感覚では安いです。平均4人家族で65〜70uといったところ。 郊外には、「バーチャ」という「別荘」がありますが、正確には常に食糧品が充分でなかったビタミン不足の解消のため、野菜・果物を栽培する農地が600uあてがわれ(所有権ではなく使用権がある)、週末は家族で暮らします。 バーチャは今では、運動不足解消とリゾートの別荘になった感がありますが、子供達が覚えたことをすっかり忘れる6月から8月の3ヶ月の夏休みを、じいちゃん・ばあちゃんと過ごす場でもあります。これは、典型的な良い人間らしいモスクワの家庭です。 もっとも当然夏だけの施設です。言うまでもなく暖房がないからです。なお26分の25が天然ガス、26分の1が石炭による発電ですが、湯と蒸気を配管して暖房としていますが、調整が難しくマンションの上の階は暖房が止まったり、しばしば室内が30℃以上になるそうです。 ちなみに、今ホテルの室内はエアコンがついていません。朝夕少し肌寒いですが、雨さえなければこの時期は快適です。 今、ロシア人はタダで国から物が貰えないのでそこに不満もあるようです。 ロシア編つづく・・・ | ||
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