2002年7月3日(水) 【南太平洋の国から】

 本日は、昨日ジャンケンゲームで盛り上がった「太平洋混成団」の県庁表敬訪問に同行、議場等の案内をさせて頂きましたした。あるいは、彼らには、怪しい県議会議員に見えているのかも・・・。

 喜んで座られる議場の議席の中には、とても、日本人や、我々では、冗談で座られない席もありましたが。


 さて、「太平洋混成団」は、国際協力事業団(JICA)の「青年招へい事業」の一部分(岡山)を財団法人岡山県青年館などが請けたもので、この事業は、開発途上国を対象に実施する技術協力の一環として、ASEANをはじめ、アジア、太平洋、アフリカ諸国などから、将来の国造りを担う青年を専門分野別に、1ヶ月間招くものです。

 それぞれの分野別について学ぶとともに、ホームステイ受け入れ家庭などとの幅広い交流を通じて相互理解を深め、両国の信頼と友情を築くことを目的としています。

 1984年にスタートして以来、100ヶ国近い国から、およそ1万9000人の青年が日本を訪ねていますが、今回も、太平洋混成団(経済開発)は、1ヶ月間、日本国内を研修で回るうちの1週間を我が岡山で過ごすのです。


 総勢17名は、フィジー、キリバス、ミクロネシア、パラオ、サモア、ソロモン諸島、ヴァヌアツ・・・・・という南太平洋の島々の若い公務員やジャーナリスト達で、民族的な柄の衣装を身に纏われ、集団で動かれる様は、なんとも陽気で、この妙な暑さも、南の島々だと思えば、かなり愉快です。

 今夜は、青年とボーリング大会、今回のホームステイ先は、邑久町で、スロベニアに負けない旋風を巻き起こすかもしれません。


 私自身も、アメリカやスカンジナビアで、期間は2週間ですが、同様の研修に参加したこともありますが、結局、出会う人々が、その国のイメージになっていることに気付きます。
 デンマークのソーホェという世界地図には載らないホームステイをした小さな町の人々が、私にとってのデンマークです。

 願わくば、彼らにとっての岡山や日本が、岡山県民を通して、素晴らしいものになることを強く祈ります。彼らに会われたら、気安く声をかけてあげませう。

 なにがどうというわけではないのですが、遠い南太平洋の島の方々が、岡山を一生の思い出にして下さる、それは単純にうれしいことです。

 ところで、日本軍は、そこまで行ったのですが、私が、遠い遠い彼らの国に行けるかはわかりません。

 だいたいヴァヌアツには、どう行くの???

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