2000年11月20日(月)【上海に行きたいのですが】

 本日、県他主催の「岡山空港輸入関連事業者セミナー」が、開かれました。時々、行政主体のセミナーは、意図がわからないことがありますが、ともあれ、平成10年開設の国際定期航空路のある上海の経済は、非常に良いというのは、実によくわかりました。
 ちなみに、平成9年11月から水島上海航路もできています。

 実は、中国側の事情で、明確に打ち出せませんが、上海には、平成9年より、岡山経済交流部という事実上の岡山県の上海事務所があります。
 岡山県からは、被服・繊維製品や機械器具の製造業を中心に、海外進出企業の4分の1が、上海とその周辺(江蘇省・浙江省)に、集中しているのです。

 ご案内の通り、長江の河口部に位置する上海市は、1834年のアヘン戦争後に締結された南京条約により、対外貿易港として開港。イギリスが、租界を設定するなど、列強の中国進出の拠点としての役割を担う反面、東アジアの金融・貿易センターとしての地位を確立し、中国最大の商工業都市となりました。
 現在は、国家重点プロジェクトである浦東新区開発が進められ、金融、貿易機能の集積や浦東新空港の開発などにより、中国経済の中心となっています。

 人口1300万人は、中国全土の1%ですが、GDPは、5%。ちなみに、2000年度第3四半期まで、GDPは、対前年比10.2%増(全中国8.2%)、特に、IT関連の投資は、前年同期比32%増。マイクロソフト社も進出しています。
 また、日本企業の投資相談も爆発的に増えているそうです。

 ちなみに、虹橋空港に加えて、僅か3年で4000m級の浦東空港が、開港。現在発着数は、少ないようですが、将来的には、4000mの滑走路が4本の空港になるそうです。潜在的な可能性は、無限の気すらします。

 貨物専用便の増加で、岡山空港の貨物取扱高が増えているのは、「その219」で、お伝えした通りですが、最終的には、中国東方航空の「定期」貨物専用便航空路の開設を目指さないといけません。
 ソウル、上海、マレーシア。やはり洒落や酔狂で、国際航路を開設していくわけではありません。県をあげての戦略です。

 実は、お恥ずかしい話ですが、私はまだ、この上海に行ったことがありません。せっかく定期航空路があるのですから、とても行ってみたいのですが、どなたか、行かれますか?現地現場主義の佐藤君としては、既にうずうずしているのです。
 行かれる方についていきたいような、いっそのこと募りたいような、一人で行こうかな、とも思ったり。乳飲み子は、いるけれど。

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