2010年9月25日(土) 【祝NPOセンター10周年】

 本日は、岡山NPOセンターのNPO法人設立10周年記念式典。

 実は、市民活動団体のネットワークを作った時代から関わっており、当時の「おかやま未来フォーラム」代表ということで、私も、最初の呼び掛け人に、名前を連ねています。
 当時は自民党代議士秘書でありましたが、今となれば不思議な行動でありましたが、現在の某参議院議員はじめ、多くの市民活動団体のリーダーの方を呼びかけ人として募ってまわりました。

 思えば、当時は、NGOも含めて、私自身の動きは、今よりも遥かに機動的かつ自由でありました。
 今までの10年とこれからの10年の話を伺うにつけても、意外に、議員というのは、かえって足枷ができて、動き難く、役に立たないものだなぁと、しみじみと思いました。


 それでも、やはり岡山県の隆盛は、全国に誇って良いものですし、その中に、実は昨夜ある会合で、たまたま御一緒だったのですが、熊代昭彦元衆議院議員がおられたおかげであるのは、間違いありません。私も、どれだけ助けて頂いたか・・・。

 NPO法の産みの親である熊代先生の御活躍については、日本中のNPO関係者が知るところでありますし、やはり、プロの議員として大きな仕事をされたことについては、もっともっと高く評価されてしかるべきだと思います。

 個人的には、NPO支援に関しては、政治家や議員の視点、目線のセンスが問われる問題で、人生観や経験や立ち位置が、よくわかります。

 このあたり、県政のNPO支援策を含めて、ホームページの「佐藤真治のこころ」のアーカイブの「くらし・環境・観光」→「NPO」 http://satoshin.jp/kokoro/kokoro_a07.html あるいは、本会議の会議録を御覧頂ければ、より御理解頂けると存じます。


 ただ、一方で、広域性のあるNPO支援は重要ですが、同じように、あるいは、それ以上に、以前からある地域ネットワーク、それは、連合町内会、婦人会、消防団、体育協会、交通安全対策協議会、交通安全母の会、民生委員、愛育児童委員、さらには、土木水利委員・・・など、数限りないほどある地域を守ることをミッションとする組織の支援を行うことを抜きには、語れません。

 諸外国のNPOの隆盛を引き合いに出される方もおられますが、なにがしかの地域コミュニティの組織に属して、具体的に地域で行動されれば、いわゆる非営利で、汗を流されている方々が、地域に、どれだけおられるかを肌で感じると思います。

 少なくとも、無償ボランティアで町内会長になられれば、職業として議員が成り立つことがおかしいと思えるぐらい、地域のために忙しいと感じられるという現実があります。
 世界のどこの国にも絶対に負けないNPOとして、日本には、地域コミュニティがあります。

 したがって、行政との協働もさることながら、NPOと地域との協働というのが大きなテーマだと思います。一方でそれは、地域のNPO化、要は、地域の活動は、無償であるのが前提なのかという疑問にも、ぶつかります。
 少なくとも、地域は、無償の行政の下請けボランティア機関ではないと思います。


 「新しい公共」という考え方がありますが、現実問題、今後地域の担い手として人材養成、人材確保を考えるときに、全てが、無償でということには、なり難いと思います。

 地域におられる先輩方が、一人何役も背負ってくださるからこそ、地域は成り立っていますが、同じだけの地域への情熱を傾けられる、それだけの人材が不足しているのが現状だと思います。
 NPO支援と同時に、地域支援の仕組みも考える必要があります。


 夕刻からは、第35回中国・四国ブロックサイクリング岡山県大会の交歓会出席のため、蒜山高原センターへ。県北は雨であり、4時間で往復は堪えました。
 社会実験で、一部無料化の岡山道ですが、早島ー蒜山が850円で、土・日・祝日ETC割引1000円ですと、あまり割安感がありません。
 それにしても、ベンチャーズサウンドで踊ったのは初めてでした。

 道中ラジオで聞いていて、ホークスの杉内投手の投球には、しびれました。南海ホークスのファンでしたから。『いざゆけ若鷹軍団』  http://www.youtube.com/watch?v=McuCy_ToG2o

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