2002年5月20日(月)
【「ゆうあいプラザ」オープン】

 さて、石関町にある岡山県総合福祉会館は、昭和51年に建設されたものですが、多様な福祉ニーズやボランティア・NPO活動を支える拠点としては、手狭であり、「新総合福祉・ボランティア・NPO会館」の建設が求められていました。

 先の2月議会では、岡山市国体町の旧国立岡山病院の既存の建物をPFI方式により、リニューアルして、福祉人材の養成、保健・福祉情報の収集・提供や総合相談、ボランティア・NPO支援など行う「新総合福祉・ボランティア・NPO会館」を整備することを知事が、明言されました。

 このことから、この4月より、保健福祉部・保健福祉課内に、新総合福祉・ボランティア・NPO会館整備推進班が、設けられました。
 ただ、この整備時期については、現段階では、未定としか言いようがありません。


 一方、平成12年10月策定された「岡山県ボランティア・NPO活動促進に関する基本指針」および、平成13年3月23日公布・施行の「岡山県社会貢献活動の支援に関する条例」に基づき、ボランティア・NPO活動の促進支援が、行われてきました。

 そこで、こういったボランティア・NPO活動の支援のため、上記の「新総合福祉・ボランティア・NPO会館」が、開設されるまでの間の支援拠点として、この度、岡山市出石町の旧女性職業相談センター跡に、「おかやまボランティア・NPO活動支援センター(愛称:ゆうあいプラザ)」が、開設されることになりました。出石町とは言いますが、実は、石関町の総合福祉会館に隣接しています。
 そして、こちらは、生活環境部県民生活課の所管となります。

 実は、私が、暫定的に遊休県施設を暫定的にNPO活動支援センターに、使えないか、と、昨年の6月議会で質問させて頂いたわけですが、これは、提言というより、追い風を送った、という方が正しいと思います。


 いずれにせよ、5月28日オープンのこの「ゆうあいプラザ」の利用のされ方が、病院のリニューアルという、新総合福祉・ボランティア・NPO会館整備計画に多大な影響を与えるのは、間違いがありません。

 暫定施設で、4階建にもかかわらず、エレベーター等は、不備ではありますが、まずは、利用実績あるいは、社協の協力を得ながらも、民間サイドによる運用実績こそが、ボランティア・NPOが、自らの城を造るエネルギーの源になります。

 ちなみに、60人の研修室は、時間700円と抑えられていますし、簡単な打合わせができる交流サロンは、無料です(連絡先TELは、231−0532:28日以降、以前は、県社協)。

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