2002年4月9日(火)
【NPO関連予算 公開ヒアリング】

 おかやまボランティア・NPO支援サイト「NPOしようネット」が、開設されました。このサイトは、社会福祉法人 岡山県社会福祉協議会が、岡山県より業務を受託し、運営・管理するもので、NPO先進県岡山の面目躍如のなかなかのものです。
 ttp://www.fukushiokayama.or.jp/nponet/

 県内の社会福祉協議会に登録されているボランティア・市民活動等NPO団体及び個人の情報を蓄積し、県民の方々と情報を共有することを目的に、開設されていて、好評のHP「ぼらんてぃあの森」と共有しています。

 県社協ということもあり、日本的に、広く「NPO」という中で、国際的なボランティアとしての概念である「NGO」の情報は、相互リンクに頼るほかありませんが、これだけの情報サイトは、岡山県民として、かなり誇って良いものだと思います。


(本来は、全て、まず、NPOと言うのではなく、まず、NGOと言うべきではないでしょうか?実は、非「営利」性か、非「政府」組織か、どちらに力点があるかは、市民活動の根本の問題であると私は、思います。国際か国内で分けるのも、私の中では、すっきりしないところがあります。

 行政がすべきは、無償のボランティア団体という、極めて狭義のNPOとの連携もさることながら、行政とタイマンを張ることができる非政府のNGOとの協働なんですよね、本来は。
                    ・・・・でも、これは、個人説です。)

 いずれにせよ、障害者スポーツ等も含めて、この優れた情報サイトに、どんどんリンクが張れたら素晴らしいと思います。




 さらに、14年度の政府予算では、NPO関連予算が、9省庁で、総額なんと1300億円にのぼっていますが、内容も、従来の高齢者福祉に加え、地域・まちづくり事業、学校5日制に関連しての地域子ども体験事業、子育て支援事業、職業訓練など、幅広い事業になっています。

 しかも、この情報が各NPOまでなかなか届かないのが実状です。ところで、国の予算は、都道府県や市区町村を通じて実施されるため、岡山県の施策が重要になります。
 そこで、公開ヒアリングを行い、NPO関連の各省庁の予算や施策について、また、岡山県の状況について、各NPOに一括した情報を届ける公開ヒアリングが開催されます。


 個人的には、こういった例えば補助金により、行政とNPOの関係が、地方交付税や補助金を餌に振り回される、中央と地方の関係にならないように、切に願います。

 選択的納税制を目指す中で、本来行政に行くべきでないお金をNPOに、返してもらうのだというぐらいの、堂々とした姿勢が、肝要です。もとは、市民、県民、国民のお金なのですから、「行政ができないことをするんだから、よこせ」と、堂々と貰ってしかるべきです。その代わり、市民、県民、国民に、大きな責任が生じます。
 行政の助成金や、補助金は、企業メセナ、企業の助成金とは、根本が、違います。


 日程は、下記の通り。なお、落書き調査隊の報告会と重なっているため、私は、かなり遅刻しての出席になります。


           記


平成14年度 NPO関連予算 公開ヒアリング

2002年 4月25日(木) 18時30分から20時30分

岡山県総合福祉会館 4階大研修室(岡山市石関町2−1)

プログラム
1.岡山県予算報告
   岡山県生活環境部県民生活課 課長   石原 康全 氏
2.政府予算報告
     NPO推進ネット      専務理事 高比良正司 氏

参加費:無料
申込み:不要。
主催 岡山県・(特)岡山NPOセンター・岡山県社会福祉協議会


 さて、午後から夕刻にかけては、再び、水島へ。

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