2002年2月2日(土) 【協働するNPO】

 今回の一連の永田町のゴタゴタの中で、あるいは、一番のダメージを受けたのがNGOだと思います。様々な信頼関係が大きく崩れることにならねば良いのですが。

 個人的には、燻っていた問題の導火線になってしまった某マスコミの記事が、本当にNGOの意図するところであったのか、なんとも意図的な間接正犯(あるいは、「目的ある故意ある道具」)のような気すらします。


 その点、市民、行政と協働する岡山のNPOは、元気です。行政との非常に的確な距離感覚は、見事と言えると思います。
 ただ、市民活動の「市民」という言葉は、「国民」であるべきはないかと、トンチンカンな反応をする向きも、いまだにないないではないのですが、これだけ、「市民」が元気な街は、全国的にも、そうそうないのではないかな、大いに誇って良いのではないかな、と思います。


 さて、来週9日は、午前10時から18時まで、三丁目劇場2階ホールで、「岡山NPOふれあいサミット」(主催の特定非営利活動法人・岡山NPOセンターの法人認証記念)が、開催されます。
 NPOの基本的理解を深める第3回の啓発セミナー(県事業)も、午前10時30分から開かれますので、NPOを「んぽ」と読んでしまう方は、是非、ご参加くださいませ。


 ところで、NPOの拠点施設としての新総合福祉ボランティア会館ですが、旧国立病院跡地と決まっているものの、建て替えか、リニューアルか、最終の答が出ていません。

 そこで、当座、暫定的な県ボランティア・NPO活動支援センターが設置される方向で、ここでやっと予算が計上されています。ただ、あくまで、暫定的なもので、同予定建物は、例えば、バリアフリーの観点などからいうと、既に、問題が指摘されていますし、その運営には、いくらかの課題も残ります。
 私と致しましては、あくまで本格的なセンター施設の整備を引き続き要請してまいります。

 ちなみに、「岡山県ボランティア・NPO活動促進のための基本指針」に基づき、従来のボランティア・NPO活動促進事業を再構築し、情報提供システム、人材・組織育成事業費等々、1528万8000円が予算計上されています。

 百数十万円という額が、補助でなく、NPO法人に委託される事業もあり、このあたりは、まさに信頼関係に基づく協働の良い流れだと思います。

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