2001年5月16日(水) 【NPOと一般競争入札】

 個人的に、NPO支援の行政窓口を一本化すべきだと考えます。様々な助成や委託事業のメニューが、各課にあるわけですが、その情報管理が、一元化されていません。どこにどんな助成や委託事業があるのか、どんな募集があり、どんな基準で選ばれるのか。その返答が、ワンストップでできないといけません。

 ただ、このことは、既存の助成金をオープンにすることになり、一部の団体には痛みを伴うかもしれません。すなわち、恒例の委託事業費を消化するというのではなく、競争原理が働き、端的には、委託事業の事業評価もオープンにされるということです。
 なんとなく、予算が余ったから、これに使うか、ということでは済まなくなります。それなら、こちらにまわしてくれ、という団体も出てくるでしょう。

 情報公開の時代に、行政や議会の情報公開が言われるなら、助成団体の情報公開も、いずれ言われてくると思います。税金を使う限りは、常に情報公開する、事業説明する、そういう覚悟は、助成申請団体にも必要になります。
 それは、間違いなく信用を高めることになるでしょう。

 すなわち、委託事業については、随意契約から、一般競争入札にするのです。しかも、NPOやボランティア団体の性質からも、行政の指名入札にはさせないぞ。事業成果まで含めて、全部オープンだ。まぁ、そんな話です。

 ただ、こういうことを声高に言うべきなのかなぁ、ちょっと、まぁなぁ・・・と考えています。こりゃ嫌われるなぁ・・・。

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