2008年1月20日(日) 【スノーフレークの街角】 | ||
午後8時現在、大雪でございます。栄町の桃太郎ポケットのライブを観て、とぼとぼと帰るにつけ、こりゃ明日の朝は、たいへんなことになるべ! 明日の自民党青年局の街宣は、夕方4時から玉野市で助かりましたが、皆様、交通の混乱は必至です。今から御覚悟を!!事故がなければ良いのですが・・・。 みぞれが降っている中、師友会で、護国神社の正式参拝。ぐっと冷え込んでいますが、心が落ち着きます。来週日曜日には、後楽園鶴鳴館で、『声を出して子どもと共に論語を読む会』が開催されますが、さて、我が子は、じっくりと座って、お勉強が出来るでしょうか??? 午後からは、備前県民局主催の『女性と防災フォーラム』。阪神・淡路大震災の教訓を元に、「備えあれば涙なしー「非常時だから仕方がない」で済まされますか?ー」という副題で、基調講演の講師が、財政難でも、防災が絡むと予算が出ると、根本には、男女共同参画社会の推進の思いがあるようでした。 通常は、男女共同参画センターで講演されたりするそうですが、男女共同参画なら男性は来ないが、防災とつくと、男性も来られる、というご発言でした。うーん。 確かに、避難所が、台風や浸水の一時緊急避難を想定しているかのようであり、避難生活の長期化は考えておらず、特に、女性にとって、様々な問題が生じてくるにもかかわらず、それが、「取るに足らないこと」と片づけられてしまうというのは事実だと思います。 特に、着替えや、トイレや衛生用品等、さらには、同居ストレスも、切実な問題です。 一方で、阪神淡路大震災の際も、パート等の不当解雇、DVやレイプ等があった(と思われるが、詳細なデータはない・・・・)ということで、緊急時においても、人権、男女共同参画が確保されないといけないという論調でした。 そのためには、平素から、例えば、炊き出しを女性が行っている防災訓練や、防災基本計画づくりの中に、しっかりと女性の声を反映させるべきだとのことです。 なるほど、そういう考え方もあるんだなぁ、と思いました。 確かに、緊急事態の時ほど、平素の振る舞いがそのまま、あるいは、本性が顕れるものです。 AMDAが、緊急救援物資を神戸に送るということで、『3年B組金八先生』の当時の脚本家、小山内美江子さんからの要請が、巡り巡って逢沢事務所に。その後、結局、逢沢事務所でボランティアを募り、ローテンションを組み、救援物資輸送の運転を担当しました。 私も、第1便に乗り込んで、慣れないトラックを少しだけ運転して、長田区に入ったのは、1月20日未明。夜が明けるのを待って、救援物資を配布しようとしましたが、なかなかどこに降ろすべきかが決まりませんでした。 ちなみに、東灘区に帰ったばかりの大学時代の友人とは連絡がつきませんでした。彼も、親戚を失っていたのは後で分かりました。 この時に、長田区役所は、避難者で溢れかえっていて、確かに、トイレは非常に厳しい状況でした。ただ、コンビニすら無事だったぐらい、有事でも、皆さん、冷静だったのだと思います。 特に、女性には、極めて残酷な状況だったように思います。 あの時、男女共同参画という言葉が、当てはまる状況だったのか、あるいは、そういう観点からの備えがあれば、もっと、事態が改善していたのか、2月を含めて、現場には、少ししかいなかった私には分かりません。 ただ、そういう視点で、想像力を働かせて、いろいろ考えてみる、備えてみることは、非常に重要なことだと思います。 それにしても、今日も地元学区の新年会がありましたが、地域のコミュニティ協議会や婦人会の新年会にお邪魔すると、地域への愛情が溢れていて、声高に男女共同参画を謳わなくてはいけないような人間関係ではなく、それは当然の前提であり、和気藹々と、あるいは、お互いに言いたいことが言えるだけの信頼と歴史、思いやりや敬意があります。誰もが支え合って生きています。それを肌で感じます。 連合町内会、婦人会、コミュニティ協議会、体育協会、消防団、婦人防火クラブ、社会福祉協議会、民生児童委員、愛育委員、交通対策協議会、交通安全母の会、老人クラブ、スポーツ少年団、環境衛生協議会、落書き防止活動推進協議会・・・・そして、PTA。 きっと老若男女、誰もが、何かに関わることが出来るはずです。 ところで、これは、是正すべき男女の役割分担でしょうか。私は、そうは思いません。立派な男女共同参画地域コミュニティです。 例えば、国体での民泊の経験や、地域の文化祭や夏祭り、清掃活動などの積み重ねがあれば、つまりは、老若男女問わず、地域の共通の目標に向かって、助け合いや支え合いの体験があれば、有事の際には、有事のネットワークに移行するだけのパワーに、十分に繋がるように思います。 要は、それぞれの持ち場で、頑張ることが大切で、しかし、その持ち場は、強制ではありません はっきりしているのは、男女問わず、ある意味、個人が出来る一番の防災あるいは減災は、地域コミュニティに積極的に関わっていくことで、要は、日頃から、地域で出来ることは、なんがなし貢献しておくということではないでしょうか。 最後は、やはりお互いの顔を知っているか否か、それが、地域社会の全ての根本かもしれません。 それに気がつかないのは、気がつくだけのことを地域でしていないからではないかな。 ともあれ、「男女共同参画と防災」というテーマは、非常に新鮮ではありました。 | ||
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