2005年9月6日(火) 【男女共同参画入札】

 本日午前中は、久方ぶりの次世代育成男女共同参画特別委員会。私は委員長として発言できませんでしたが、やはり、向こう5年間の男女共同参画施策の指針となる「新おかやまウィズプラン(案)」について、入札の基準に、男女共同参画の視点を加味するということに疑問の声が上がりました。

 もとより、男女平等に反対など誰もしていませんが、行政が、こういう形で、民間企業を誘導するのは、如何なものか?

 特に、建設業や製造業といった業界に対して、男女共同参画を促進させる狙いで、県の入札の際に、その進捗具合で、加点するという方向を考えているようで、私は、この施策には、明確に反対です。

 建設関係の業界の方は、これから県民局等への営業は、女性に行って頂くのがよろしい、と私は、よう言いません。おそらく、崇高な理念を掲げても、現場では、そういった理解になってしまうでしょう。


 いずれにせよ、現段階では、他県でそういう事例があり、具体的には、入札担当部署で検討するとのことですが、これは、自民党内でも十分な議論をさせて頂きたいところです。

 また、このプランは、報告事項と捉えているようですが、議決事項にして良いほどの重要なものだと思います。


 ちなみに、防災面にも、男女共同参画の視点が必要とのことで、女性消防団員の増加に数値目標を示したいようでもありますが、現場についてどう理解されているのか・・・。


 私は、男女共同参画社会というのは、誰もが幸せになるための話だと思っていますが、今回の骨子案については、少なからず、疑問を感じています。
 十分に読み込んでいきます。

Copyright (c) 2005 SHINJI SATO Inc. All rights reserved.satoshin.jp