2001年2月23日(金) 【それってDV?】

 我が自民党は体育会系にして、選挙の際には、候補「夫人」の土下座したるを美談とし、いやしくも議員の妻たるもの、耐え難きを耐え、忍び難きを忍び、常に夫の後ろを歩き、よく仕え、代わりを務め、質素にして・・・・・そんな役割を家庭の内外で、妻に強要したら、これはもう完全なDV(ドメスティック・バイオレンス)です。しかも、かなり悪質です。

 というわけで、殆どの男性保守系議員は、男女共同参画社会、いわんやDVを語る資格なし。しかも、節操のない助平なら、なおさら何も語れず。
 極めて後ろめたい思いで、佐藤議員も、DVの調査を進めています。ああ、妻の視線も厳しいやなぁ(しっかり勉強してこい!!と、目が言うとるがな)。

cf : DV(ドメスティック・バイオレンス)は、簡単に言えば「親密な関係にある、
   あるいはあった男性からの女性に対する暴力」を言い、ここで言う「暴力」
   は、女性の人格の尊厳を@身体的A性的B心理的C社会的隔離で、
   侵すもので、具体的には、@身体的生理的後遺症A精神的後遺症B経
   済的打撃を与えるもの、です。
   原因としては、@性別による役割の強要など男女の社会的な不平等が
   根底にあり、A例えば夫婦間のこととして、どこか許されて(不問にされ
   て)きたこと、B女性の経済的な自立が困難だから逃げられない、などな
   ど言われていますが、特殊なケースでなく、どこにも起こりうることです。
   近年急増(顕在化)していると言われています。


 一方で、自民党県議会には、残念ながら現在女性議員がいないため、環境、福祉、NPO、ボランティア、ましてや女性の人権問題等々は、放っておくと、保守からは誰も何も言わない状況になります。
 また、こういった問題が、非自民党からのみ出ることは、結果として、いたずらに解決を遅らせることになります。
 「自民党の先生が、わざわざ来て聞いて下さるのは、本当にありがたいんですよ。」という言葉を聞くたびに、喜びよりも、戒めと受けとめています。

 本日は、朝からクレドビル内のウィズセンターと平田の女性相談所を訪ねました。「その347」のセミナーのパネラーの言葉の裏を取りたいのですが、一言で、DVと言っても、非常に幅があること、生活環境部のレク、ウィズセンター、女性相談所と現場に近づくにつれ、「男女共同参画社会の実現を」という掛け声から、「今日どうして生きていこう?」という、現実問題(職員の方の意識も)になることがわかります。

 「その347」のセミナーで示された課題から、今回の調査で、かなり問題が、具体的かつ現実的になりました。少しは動かせるかも、と思いますが、そこは、一般質問の原稿の「定稿」の日に、ご確認頂けると思います。(実は今まとめきれないのです。)

 やはり、体を動かせば動かすほど、たとえ僅かでも変えられる糸口が見えてきます。不謹慎ですが、これが議員の面白さです。
 ともあれ、インプット、インプット、インプット。本会議が勝負です。

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