2002年7月14日(日) 【動物愛護について】

 本日は、まず、岡山動物愛護会主催のパネル展・講演会に、「動物愛護地方議員」のメンバーの一人としてお邪魔致しました。ただ、残念ながら、講演会を拝聴することは出来ませんでした。

 昨年、6月定例会で、一昨年の改正動物の愛護及び管理に関する法律(新動物愛護法)を受けた岡山県動物の愛護及び管理に関する条例の施行に合わせた質問をさせて頂きましたが、それ以来、バーチャルの「動物愛護地方議員」という議員連盟に属しているのでございます。

 もっとも、条例の普及啓発、去勢・避妊手術への助成金、さらには、それらの費用を捻出する目的税的なペット税の徴収等、一般質問の答弁は、ことごとく前向きとは言えませんでした。


 しかし、大規模事業評価委員会で事業を縮小して行うべきとされた動物愛護センターについても建設が進められる方向ですから、改めて、条例の趣旨を踏まえて議論すべきだと思います。

 とりわけ、条例が、末端まで(警察行政を含めて)、必ずしも浸透していないように感じられます。各交番への啓発ポスターの掲示等(落書き、暴走行為、動物虐待含めたものでも良いですが)啓蒙策が望まれます。


 ただ、どうしても、医療先進県岡山における動物実験議論、有害鳥獣の処分等、難しい問題もあるのは事実です。また、民間業者やプライバシーの問題等、どこまで、規制できるかという話にもなります。

 しかし、この頃は、犯罪の前に動物虐待が行われたり、あるいは、ワニガメが路上で発見されたりと、いよいよ、動物をめぐる問題、ペットの飼い主のマナーが問題になる事例が頻出しています。
 動物愛護の議論は、これから、益々盛んになっていくことと思います。


 ところで、廃校利用の動物シェルターをという構想も、他県のある地域であるようです。中心部の小学校跡には難しいと思いますが、この動きには、注目したいところです。

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