2002年4月4日(木)【落書き調査隊 第2企画】

 ここまで、陳情処理等で、朝から電話をあちこちに掛け続けたなんとも地味な一日でした。アポや問い合わせ、企業への協賛依頼のような電話もあれば、玉島ハーバーアイランドの勉強会の話もあり、やりとりは、30件ぐらいにはなるでしょうが、いったい、わしゃ、何屋なら?という気にもなります。
 また、こうしたメールでのやり取りもあり、つくづく不思議な職業です。

 ややこしいのは、こと行政については、この時期が、人事異動の後で、一から説明が必要になるケースがあることです。個人的には、幹部クラスは、一年ごとに、ぴょんぴょん移る状況で、どれだけ、現場が把握できるのか、心配になります。


 さて、そういう中で、「落書き調査隊」の活動第2弾が、決定しました。報告会並びに今後の取り組みについて協議する会です。調査した、では、どうするのか、の会です。
 正直に書いて、次の行動が期待され、また、責務もあります。

 個人的には、落書きがあるのは、社会そのものの歪みであり、それは、個々人の問題に起因する、ゆえに、誰にも責任があり、ゆえに、個人的責任として、消去活動にあたるのである、という謙虚さは、大切にしたいと思います。怒りや、情けないと感じる気持ちは、結局、自分に戻ってきます。

 なぜ、落書きをするのかを常に考え、一方的に、被害者として、正義を振りかざしていこう、という気は、もはやありません。しかし、毅然たる態度で、NOと言える自分でありたいと感じるのも、また事実です。


 ところで、実は、落書きの消去について、消去する団体に対して、ペンキや刷毛代を補助する制度の予算組み(総額僅か100万円ですが)がされているのですが、詳細はこれからです。また、なにか全県的なセミナーも予定したいようですが、これも、これからです。

 こうしてみると、「岡山県快適な環境の確保に関する条例」が、さも、「落書き防止条例」である(他に光害なども規制していますが)ように、マスコミ報道が、なされる中で、行政も、スピードに、ついていけていないように思います。いわば煽っている側(?)から言うのもなんですが、このあたりのスピード調整も必要です。長期戦なのですから。

 いずれにせよ、落書き調査隊による実態報告、改めての条例の説明、警察の取締りの方向、そして具体的な消去の方法、地域としていかに取り組むべきか等、話し合う場を下記の形で設けます。
 ご多忙のことと存じますが、今から、是非、参加をご予定下さいませ。

 なお、こういう中途半端な時間帯になりますのは、GM前にやりたいということと、男女共同参画社会推進をうたう県施設の利用時間が、午後8時までだからです。

                    記

      「落書き」の実態と今後の対策について考える会

 日時 4月25日(木)午後6時から午後7時30分
 場所 ウィズセンター(岡山県男女共同参画推進センター)会議室
      (NTTクレドビル17F)
 主催 「落書き調査隊」
 協力 岡山県、県警他調整中

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