2012年8月21日(火)
【中心市街地の活性化成功事例としての倉敷・林源十郎商店】

 本日は、朝一で、古新田で街宣。

 その後、本日は、総務委員会の県内調査。特に、移動のバス内では、倉商応援のため、甲子園中継も流れていましたが、電波の状態は、微妙。

 まずは、「おかやま元気!集落」として、矢掛町山ノ上集落。残したい農村景観として、写真コンテストで選ばれる干柿風景で、有名です。

 今は、限界集落という言葉は使いませんが、人口は、3集落20軒で、49人。高齢化率は、65.3%で、平均年齢は、70歳を越えるとのこと。

 しかし、江戸幕府にも献上したという干し柿の歴史は、300年を越え、近年は、大学生の応援受け入れもあり、ともかく、前に向かって進んでいくという勢いがあります。毎年最終日曜日には、干柿祭りが開催されています。


 その後、倉敷物語館周辺再生整備事業で、今年3月オープンで、人気のスポット、林源十郎商店へ。

 石井十次と大原孫三郎を引き合わせたキリスト教でもある林源十郎氏は、映画『石井のおとうさんありがとう』でも、印象的です。

 平成22年から5カ年計画の「倉敷市中心市街地活性化基本計画」の62事業のひとつ。岡山県下で、内閣府から初めて認可が出た中心市街地活性化基本計画ですが、翻って、岡山市は、どうでしょうか。
 必ずしも、中心市街地の活性化という点からすると、岡山市は、成功していないのではないか、というのが、極めて残念です。

 林源十郎商店は、『暮らしの豊かさ』が、コンセプトで、商店街と美観地区を繋ぐ位置にあり、お客を奪い合うというよりは、異なる魅力で相乗効果を出そうとしています。かなり、コンセプトが、しっかりしています。しかも、本物志向で、非常に、お洒落かつユニークであり、間違いなく、全国に誇りうる街づくりの成功事例といえるでしょう。

 特に、かなり有効に国の補助金を採ってきています。さらに、来年には、旧奈良萬、白井邸が、食を中心に再生するということで、全国的にも、益々注目のスポットになることでしょう。



 岡山市内で言えば、やはり、財政状況を理由に、県が白紙撤回した出石町の再開発というのは、いまだに惜しいです。

 私も議会で、出石町、後楽園界隈については、何度も申し上げてきましたが、今さらながらですが、やっておくべきでしたし、少なくとも、県行政としても、代替案を出し、実行すべきでした。




 そこから、昨年の台風12号で、大きな被害がでた倉敷市立郷内小学校。早く、プレハブ校舎から、本校舎に、子ども達が戻れると良いのですが・・・。

 ただ、人命を失う事は無かったものの、避難場所が、災害に遭ったというのは、重大な教訓です。
 夜には、岡大附中の同窓会評議員会。65周年記念催事の打ち合わせなど。ちょっと秋っぽい空。

 渡辺美里 =『サマータイム ブルース』
  http://www.youtube.com/watch?v=PyJCjdHwiPk

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